「THE BITE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1990年のアメリカとイタリアの合作映画「ブラッド・バイター」である。日本では1992年4月に劇場公開されている。S・マッド・ジョージかSFXで参加していることで話題になった作品であるが、映画としては酷評を受けることになった作品である。まあ、イタリアのB級ホラーの1本と捉えると、いかにもという作品である。
作品データを記しておくと、時間は98分、監督と脚本はフレッド・グッドウィン、撮影はロベルト・デットーレ・ピアッツォーリ、SFXはスクリーミング・マッド・ジョージ、音楽はカルロ・マリア・コルディオである。そして出演は、ジル・シュエレン、J・エディ・ペック、ジェイミー・ファー、ボー・スヴェンソン、サヴィーナ・ゲルサック、シドニー・ラシック、マリアンヌ・マルラライリー、たちである。
恋人同士のリサとクラークはアメリカ横断のドライブを続けていた。そしてテキサスを走っているとき、近道をしようとして立入禁止になっている砂漠地帯へ車を進めた。その砂漠には、アメリカ軍の遺伝科学研究所で開発されたミュータント・スネークがうごめいていた。そういうことを知らない2人の車にミュータント・スネークが入り込み、クラークは腕を噛まれてしまう。それからクラークに異変が起こった。ミュータント・スネークと人間のDNAとが融合し、クラークの腕は巨大な蛇へと変化してしまった。その腕を切り落とすが、その後から別の蛇の頭が生えてくる。愛するリサを守りたいクラークの心と、リサを獲物として狙う蛇の本能との間で苦しむクラーク。が、蛇の本能が勝り、リサに襲いかかる。更にクラークの身体からは無数のミュータント・スネークが湧きだしてくる。そしてクラークは巨大な蛇の姿になってしまう。が、駆けつけた警官隊が蛇の化け物を察したのだった...
B級作品の範疇に入る作品であって、それ以上でもそれ以下でも無い。ストーリーとしてはもう一ひねり欲しいとも思ってしまうが、B級作品ならばこんなところでしょうかね。ただ、全体的に画面が暗く、特にクライマックスになると何をやっているのかが分かりにくいという致命的な欠陥があるのが痛すぎる作品でもある。(イタリアのB級ホラーと思えば、如何にもということになるのだが、そういう予備知識が無いと、血圧が上がるだけとなので、そういう方は見ない方が良いですよ。)→かつてはLDでリリースされていたが、DVD化もされていないし、そういう作品です。
↓ビデオ/LDです。
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