BACHMAN TURNER OVERDRIVE『NOT FRAGILE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1974年に発表された彼らの3rd.アルバムであり、かつ、彼らのアルバムの中で最大のヒットとなったアルバムである。カナダ出身の彼らの全盛期のアルバムであり、かつ、彼らの唯一の全米No.1シングル曲も本アルバムから生まれている。本アルバムのチャート成績は、1週だけだったとはいうものの、Billboardで1位を獲得し、1975年の年間アルバム・チャートでは24位にランクインしている。また、本国カナダでも当然の如く1位を獲得している。
収録曲は以下の全9曲である。『Not Fragile』『Rock Is My Life, And This Is My Song』『Roll On Down The Highway』『You Ain't Seen Nothing Yet』『Free Wheelin'』『Sledgehammer』『Blue Moanin'』『Second Hand』『Givin' It All Away』。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Roll On Down The Highway』はBillboardで最高位14位を記録し、本国カナダでは最高位4位を記録した。そして2nd.シングルの『You Ain't Seen Nothing Yet』は1週だったとはいうもののBillboardで1位を獲得した、本国カナダでも1位を獲得している。尚、1位を獲得したのが11月だったということで、年間チャートではそれが2年に分割されることになったため、年間シングル・チャートでは1975年の方に98位にランクインしている。
お薦め曲は、彼らの最大のヒット・シングルであって『恋のめまい』という邦題の付けられている『You Ain't Seen Nothing Yet』と、シングルとしてヒットを記録していて『ハイウェイをぶっ飛ばせ!』という邦題の『Roll On Down The Highway』、更にアルバム・タイトル・ナンバーの『Not Fragile』、そして『Blue Moanin'』という所をピックアップしておく。
ポップでアリながら、UKロックの雰囲気も持っているアルバムであって、全体的に聴きやすいサウンドのアルバムである。また、前作のヒットで勢いに乗り、その勢いにうま味が加わり、完成度の高いアルバムとして、彼らの全盛期を支えることになった傑作アルバムが本アルバムである。ということで、カナダのバンドということでもチェックしておきたいところであり、その彼らの最高傑作であるのが本アルバムであるので「聴いておくべし」というアルバムである。
尚、そんな本アルバムであるが、収録時間がやや短め(36分強)だったということで、秀作である次作との「2 in 1」がリリースされるのだが、それは実にお買い得ですね。
↓次作との「2 in 1」はこちら。(お買い得です。)
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