SSブログ

「BLACK ROBE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1991年カナダ映画「ブラック・ローブ」である。日本での劇場公開は1995年5月であった。17世紀のカナダ・ケベックを舞台にした、カトリックの若き伝道師の行方不明者捜索の旅を描いた人間ドラマである。

作品データを記しておくと、時間は100分、原作と脚本はブライアン・ムーア、監督はブルース・ベレスフォード、撮影はピーター・ジェームズ、音楽はジョルジュ・ドルリューである。そして出演は、ロテール・ブリュトー、エイデン・ヤング、サンドリーヌ・ホルト、オーガスト・シェレンバーグ、タントゥー・カーディナル、ビリー・トゥー・リヴァース、ローレンス・ベイニ、ハリソン・リウ、イヴァン・ラベル、たちである。

時は1634年、ケベックではカトリック教会がインディアンに対して布教活動を行っていた。黒い僧衣を着ていることから「ブラック・ローブ」と呼ばれていた伝道師・ラフォーグは、ヒューロン族の住む村への伝道の旅を命じら、道先案内人・チョミナと大工のダニエルと共に旅に出た。しかし、旅の途中で呪術師が「ラフォーグは悪魔だ」と話したのを聴いたチョミナやダニエルはラフォーグを置いて立ち去ってしまった。が、約束を破ったことを恥じたチョミナは、娘のアヌーカとダニエルを連れて戻って来た。そんな中、一同はイロコイ族の襲撃を受けて、捕らえられてしまい、拷問を受けた。夜になって隙を狙い、逃亡を試みた彼らは逃げることに成功した。が、拷問で受けた傷が深かったチョミナは、死を自覚して、ラフォーグたちに先へ向かうように告げ、一同はチョミナを置いて先に進んで行った。アヌーカは、チョミナの予言で、ラフォーグは独りで旅に行くことになると言っていたことを告げると、それを承諾し、ラフォーグは一人になってヒューロン村へと向かい、苦難の末に辿り着いた。疫病が猛威を振るっていたヒューロン村ではジェローム神父が洗礼の儀式によって病が治ると村人たちに言い聞かせていたが、ラフォーグはそんなジェローム神父に反発を感じた。そしと自ら洗礼の儀式を始めることにしたが...

スケールが大きく、また、カナダの美しい風景も見所となっている作品である。ドラマ性もあり、また、冒険物という要素もあって、なかなか見応えのある作品である。カナダでは、カナダ・アカデミー賞を6部門受賞しているが、それだけの内容のある作品である。

が、LDではリリースされていたのにDVD化されていないのは実に惜しい所で、DVD化を期待したい作品の一つである。

 

↓輸入版ばかりです。(DVDはリージョンコード「1」です。)

Black Robe [VHS] [Import]

Black Robe [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

Black Robe [VHS] [Import]

Black Robe [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Vidmark / Trimark
  • メディア: VHS

Black Robe [DVD] [Import]

Black Robe [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。