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「BLACK ROSES」 [映画(洋画)]

表題の作品は1987年のアメリカ映画「ブラックローズ」である。日本での劇場公開は1988年9月であった。悪魔の化身のヘビメタ・バンドとそれに立ち向かう男の戦いを描いたB級ホラー・アクションである。

作品データを記しておくと、時間は93分、製作と監督はジョン・ファサーノ、脚本はシンディ・ソレル、撮影はポール・ミッチニック、音楽はメイシー・ソロモンとエリオット・ソロモンの2人である。そして出演は、サル・ヴィヴィアーノ、ジョージ・マーティン、ケン・スウォフォード、ジュリー・アダムス、カーマイン・アピス、たちである。

アメリカ中西部にある静かな田舎町・ミルバレー。ある日、ヘビメタ・バンドのブラック・ローズが公演のために町にやってくることになった。教育団体はバンドの公演に猛反対するが、公演が行われることに成る。教育団体のお偉方が監視する中で公演は始まるが、最初に演奏された曲はとても美しい曲だったことから、教育団体も公演を認めることにして、次々と公演会場から去って行った。が、それを見越していたように、次の曲から、公演は一変した・そしてそれを利いた若者達は凶暴化して、町で暴れるようになり、暴動、殺人が繰り返し行われる地獄のような状況になる。実は、ブラック・ローズのメンバーは悪魔の化身であって、ボーカルのダミアンが公演を聴きに来た若者達を操っていたのだった。彼らの目的は、長閑で保守的な田舎町を足がかりにして、人間世界を崩壊させることであった。この陰謀に気づいたのは、町の高校の教師・ムアハウスであり、彼は生徒たちを救い、町を救うために悪魔の化身に戦いを挑むことを決意して、ブラック・ローズのコンサート会場に乗り込んでいってが...

ホラー映画マニアを自称するJ・ファサーノ監督のアイデアは面白いのだが、そのマニアぶりが本作にそのまま出ているため、ストーリー展開が全て先読みできてしまい、その通りに物語が進んでいく。ホラー映画がお好きな方にとっては、なかなかツボにはまる展開であるのだが、物語として先が読めてしまうのは作品としては今一つと言わざるを得ないところである。(結末は誰もが予想する通りである。)

まあ、ホラー好きな方をターゲットにしたB級作品と思えば、よろしいかと。→ホラー作品が苦手という方には、逆に相性が良いかもしれないが、大作志向の方はやはり近づかない方が良い作品で、見る人を選ぶ作品ということである。(LDではリリースされていたが、DVD化も望めそうに無いですし...)

 

↓ビデオですが...

ブラック・ローズ [VHS]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: VHS


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