SSブログ

ケータイ刑事銭形海19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形海」の第19話(2nd.6話)「出た! 骨董マニアの亡霊!? ~ノロイのヨロイ殺人事件」の裏ネタ編の増補は今回限りとなります。で、「甲冑」について、「祟り」について、ちゃんもノッていたことから「ストライク」について、三男が口にした「裏切り」について、「身替わり」について記します。尚、「甲冑」は「・22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 5」で、「祟り」は「・30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 2」で、「身替わり」は「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/8/10付です。

甲冑」:戦闘の際に、戦士が自分の身体を敵の攻撃から保護するために着用する衣類、武具の総称である。その中でも、特に頭部を守るものを「兜」、身体を守るものを「鎧」と言う。また、これは戦闘時に着用するだけでなく、平時も用心のために着用することも多く、更に、武士は儀式などが行われる際には、これを着用して出席することもあった。(この場合は、武士の正装ということになる。)

古くから存在しているものであって、石器時代から存在していることが分かっている。但し、当時は樹皮や皮革から作られたものであった。やがて青銅器が使用されるようになると、青銅器で作られたものが登場する。更に、時代が鉄器に移ると、鉄製のものが登場した。

中世までは、甲冑は戦闘時の保護具として発展していくが、武器に鉄砲が登場したことで、鉄砲を防ぐことが出来なくなったため、廃れていくようになった。

日本でも、同様に発展していくが、戦国時代に鉄砲が登場したことから発展が見られなくなり、江戸時代となって戦乱がなくなったことで、保護具としての役割は実質的に無くなり、儀式での使用、または飾り物としてということに変わっていった。

英語では「Armor」、ドイツ語では「Panzer」、フランス語では「Armure」、イタリア語では「Armatura」、スペイン語、ポルトガル語では「Armadura」と言って、「鎧」と特に区別されること無く言う。尚、中国語では「甲冑」と言う。

祟り」:神仏や怨霊という科学では証明できない存在から受ける災いのこと、またはその災いを与える超自然的な力のことを言う。

基本的には、禁忌を破った罰として人間が罰として受けるもの、則ち「災い」ということになっている。例えば、疫病の大流行、飢饉、天災などがその罰として起こったものとして認識されている。(「神仏に祈りをしなかったために、神が怒り、飢饉を起こした/地震が起こった」ということは、各地で語り継がれていることである。)そのため、神社などでは神仏の怒りを鎮めようとして、様々な祭祀が執り行われている。

また、「神の怒り」ではない「祟り」とは、死霊や怨霊によるものがある。これらは何か恨みを抱いて死んだ人の魂が怨霊となり、その恨みを晴らすために祟り、それによって引き起こされる災難と信じられている。特に、「非業な最期を遂げた人が怨霊となって現れて、…」という話は各地で語り継がれている。これは「首塚」として、各地にその伝説がある。(特に有名なのが、「菅原道真の祟り」(太宰府に左遷され、現地で没した。すると天変地異が多発したことで天皇が恐れた。)→そのため、菅原道真の神霊を北野天神として篤く祀り、学問の守護神として昇華させ、奉り、魂を鎮めることを行った。)や「平将門の祟り」(天変地異が頻発したことから、神として神田明神に合祀されることになった。)は「祟り」としては有名なものである。「祟り」とされているものに対しては、出来るだけ関わりを持たないようにして、タブーとして扱われることが多い。

「祟り」として起こる現象は怪現象として扱われることが多いため、「祟り」を扱ったホラー系の映画作品は数多い。有名なのは「祟りじゃ」という言葉が流行語になった1977年の映画「八つ墓村」がある。(これまでに何度も映像化されている。)が、不思議なことに「祟り」という言葉がタイトルに入った映画は殆どない。(ひらがな表記の「たたり」、カタカナ表記の「タタリ」、ローマ字表記の「TATARI」も含む。)これは、「祟り」と言う言葉をタイトルに入れると、何か悪いことが起こるということを恐れているということなのでしょうね。(洋画であっても、邦題に「祟り」という言葉を付けたことで、何か(悪いことが)起こることを恐れているものと思われる。)

参考までに記しておくと、ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字表記を含めてタイトルに「たたり」という言葉がある映画作品としては、1963年のアメリカ映画「たたり」(原題:THE HAUNTING)というホラー作品(1999年にリメイクされたが、リメイク作の邦題は「ホーンティング」(原題は「THE HAUNTING」で同じである。)と、1959年の「地獄へつゞく部屋」(原題:HOUSE ON HAUNTED HILL)のリメイク作として1999年に製作された「TATARI」(原題:HOUSE ON HAUNTED HILL)ぐらいである。

英語では「呪い」によるものを「Curse」、天罰という意味合いのものを「Scourge」という。また、ドイツ語では「Fluch」、フランス語では「Malédiction」、イタリア語では「Maledizione」、スペイン語では「Maldición」、ポルトガル語では「Maldição」、中国語では「呪い」によるものを「作祟」、天罰という意味合いのものを「Scourge」「降災」と言う。

ストライク」:元々の意味は「打撃」「突き刺す」「ぶつかる」「攻撃する」という意味である。それ以外では、スポーツ競技に於いて規定されているものがある。野球やソフトボールでは、投手投球が規定の範囲を通った場合、又は打者が空振りした場合、若しくはファウルを打った場合のカウントされるもの、ボウリングに於いて、第一投で10ピン全てを倒すこと、格闘技に於いて打撃系の攻撃(打ち業)のこと、サッカーの反則(相手を殴る行為)の一つである。

また、野球の「ストライク」から派生して、男女の好みの基準、または好みの範囲のことを言う。

英語では「Strike」、ドイツ語では「Streik」、フランス語では「Coup」、イタリア語では「Sciopero」、スペイン語では「Huelga」、ポルトガル語では「Greve」、中国語では「正球」または「好球」と言う。

裏切り」:敵対関係にある相手側に寝返ること、または約束(国家間の場合では、同盟や条約も含まれる。)を守らずに味方だった仲間のやろうとしていることを邪魔したり、阻止したりする行為のことを指す。「背信行為」と言う言い方もある。

また、これを行った人のことを「裏切り者」と呼び、裏切り者は卑怯な人物として蔑まれることになる。但し、その裏切り者の行為で、敵が勝利した場合、敗れた方からすると裏切り者は恨まれることに成が、勝利した方から見ると「あっぱれ」ということになる。(但し、その後信用されて重要な役割を担うとは限らず、裏切り者は信用できないとして、やはり遠ざけられることも多々ある。)

歴史上で有名な「裏切り者」として知られているのは、イエス・キリストの弟子の一人で十二使徒の1人であるイスカリオテのユダ、関ヶ原の合戦で西軍から東軍に寝返った小早川秀秋たちが知られている。特にユダの場合は、キリストを裏切ったということから、世界的にも「裏切り者」の代名詞としてその名前を知られている。(但し、そのユダも、反キリスト教の信奉者の中では英雄扱いされることもある。→1つの事象でも、立場が変わると真逆になるということの典型的な例である。)

それ以外でも、戦争中の二重スパイなども、敵国と内通していて、相手に有利な情報を流すということを行うので、「裏切り」の代表的なものとして扱われる。(東西冷戦下で、東側から西側に、または西側から東側に亡命した人も、それぞれの陣営からすると「裏切り」と見なされていた。そのため、亡命者を暗殺するということも当たり前のように行われた。)

「裏切り者」に対しては、元の組織からすると、自分たちの間でも重要な情報として秘密扱いにしていた情報を含めて、敵に対して有利になる情報を提供する存在となり得るだけに、抹殺しようとするのは良くあることである。また、裏切り者を受け入れた側、則ち、今までは敵だったが裏切りによって新たに味方になった者に対しても、再び寝返って(自分たちを)裏切るかも知れないという気持ちが何処かにあるものであって、100%の信頼は得られず、絶えず周囲から警戒されることになる。

また、日本の忍者が、忍者を止めて民間人になること、またはそういう人を「抜け忍」と呼ぶが、これは敵に寝返るということまではならないにしても、元の忍者集団からすると「裏切り」行為とされたため、「抜け忍狩り」と称して、抜け忍を抹殺するというのも忍者の世界ではありふれたことであった。

英語では「Betrayal」、ドイツ語では「Verrat」、フランス語では「Trahison」、イタリア語では「Tradimento」、スペイン語では「Traición」、ポルトガル語では「Traição」、中国語では「背叛」と言う。

身替わり」:「身代わり」という表記もある。(「代わり」はある役割を別のものが果すこと、「替わり」は別の新しいものになること、または役目が別の人に回ることを言う。)他の人にかわってその役割をすること、またはそのかわりとなる人のことを指す。(あくまでも人である。)

但し、一般的には、本来の人に変わって不幸なことを受ける/受けた場合に使われる言葉である。(舞台公演などで、本来の役者が何かの都合で出演できなくなった場合、その人に変わってその役を演じることは「代役」と言って「身替わり」とは言わない。)

例えば、ボディガードや警備員が暗殺者のターゲットに変わって撃たれた場合、生贄とされる人に変わって生贄になった場合などは「身替わり」と言う。特に、古代社会では、日食や月食などは、王族にとっては不吉な出来事とされたため、日食や月食がある場合は、追うに変わって不幸を受ける役割として「身替わり王」がその機関の不幸を王に変わって受け、終了後にはお役ご免で処刑されたということがあった。

英語では「Victim」、ドイツ語では「Opfer」、フランス語では「Victime」、イタリア語では「Vittima」、スペイン語では「Víctima」、ポルトガル語では「Vítima」、中国語では「替身」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

図説・戦国甲冑集―決定版 (歴史群像シリーズ)

図説・戦国甲冑集―決定版 (歴史群像シリーズ)

  • 作者: 伊沢 昭二
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: ムック

身代わり

身代わり

  • 作者: 西澤 保彦
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/09
  • メディア: ハードカバー

戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)

戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)

  • 作者: 星 亮一
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2010/08/04
  • メディア: 文庫

裏切りの世界史―この1000年、彼らはいかに騙し、強奪してきたか (祥伝社黄金文庫)

裏切りの世界史―この1000年、彼らはいかに騙し、強奪してきたか (祥伝社黄金文庫)

  • 作者: 清水 馨八郎
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫

裏切り (小学館文庫)

裏切り (小学館文庫)

  • 作者: K・アルヴテーゲン
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/08/04
  • メディア: 文庫

たたり (創元推理文庫)

たたり (創元推理文庫)

  • 作者: シャーリイ ジャクスン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 文庫

跋扈する怨霊―祟りと鎮魂の日本史 (歴史文化ライブラリー)

跋扈する怨霊―祟りと鎮魂の日本史 (歴史文化ライブラリー)

  • 作者: 山田 雄司
  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2007/07/21
  • メディア: 単行本

図説・戦国甲冑集―決定版 (2) (歴史群像シリーズ)

図説・戦国甲冑集―決定版 (2) (歴史群像シリーズ)

  • 作者: 伊沢 昭二
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: ムック

武器甲冑図鑑

武器甲冑図鑑

  • 作者: 市川 定春
  • 出版社/メーカー: 新紀元社
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本

図説 西洋甲冑武器事典

図説 西洋甲冑武器事典

  • 作者: 三浦 権利
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

BILLY OCEAN『INNER FE..BILLY SQUIER『ENOUGH .. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。