ケータイ刑事銭形海20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形海・裏ネタ編」の増補作業は、通算では20話となる2nd.7話の「暗闇の殺人者! ~銭形海VS完全犯罪の男」に突入です。初回となる今回はサブタイトルにある言葉から、「暗闇」について、「殺人者」について、「完全犯罪」について記します。尚、「暗闇」は「舞・4話[裏ネタ編]PART 5」で、「殺人者」は「雷・26話[裏ネタ編]PART 2」で「殺人犯」として記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/8/17付です。
「暗闇」:光が無くて暗いこと、またはそのような場所、そのような時のことを言う。単に「闇」と言う場合や、「真っ暗闇」と言う場合もあるが、状態は同じことを指している。尚、その場所では光が存在しないため、その場所では何も見えることはない。(光を発することもないため、光を外部から与えない限りは何も見えないことになる。)
更に、そこから派生した意味として、「人目に付かない場所」「人の知らない場所」という意味が生まれている。更に、「暗い」という意味から、疚しく非道徳的なこと、理非のわきまえがないこと、という悪意のある物事を指す言葉が生まれている。これは、「暗闇(闇)」というのは「災い」を暗示する言葉として認識されているためでもある。
またそこから「闇」という言葉が、「闇社会」「闇金融」「闇市」「闇金融」「闇取引」「闇討ち」「闇相場」などというような言葉が示している「非道徳的な物事」を示す接頭語になっている。(但し「闇○○」という言葉の全てがこれに該当する訳ではなく、「闇夜」「闇雲」「闇闇」などは接頭語ではない使い方の代表的な言葉である。)
宗教の世界では、様々な宗教で「光」(「善」や「生」ということを象徴している。)と対極にあるものとして位置づけられていて、「悪」や「死」を象徴するものとされている。特に「闇」と言う場合は「光と闇」というように対にして捕らえられていて、それぞれの蹴球に於いても、「神」の対極に位置する重要なものとされている。
そのため、小説などのフィクションの世界でも「闇」は悪を象徴するものとして様々な所で描かれている。ヒーロー作品では、決まって正義が光、悪が闇として描かれている。
ところで、「ケータイ刑事」と「暗闇(闇)」と言うと、銭形本家の上3人の姉妹(愛ちゃん、泪ちゃん、舞ちゃん)が暗所恐怖症ということで、3人ともが暗闇の中で弱みを見せていましたね。→普段は凛々しく、弱いところを全く見せない彼女たちも、弱みを見せたことで、銭形姉妹がより身近なように感じられたところでもありました。(但し、分家姉妹たちにはそういう所がなくなっていて、キャラクターとしての人間的な魅力が減ってしまっていたのが残念な所でもあった。)
尚、英語では「Dark」または「Darkness」と言い、ドイツ語では「Dunkelheit」、フランス語では「Obscurité」、イタリア語では「Oscurità」、スペイン語では「Oscuridad」、ポルトガル語では「Escuridão」、中国語では「黑暗」と言う。
「殺人者」:「殺人」とは、人を殺すことであって、法的にも禁じられている行為であって、重大な犯罪行為である。(故意に人を殺すとその罪に問われ、過失でも、過失致死罪に問われることになる。)
で、殺人を犯した人のことを「殺人者」と言い、殺人罪に問われて、その罪が有罪と確定した人のことを「殺人犯」と言う。(冤罪の可能性も否定的なため、殺人罪に問われて裁判中の場合は「殺人者」と言う言い方をしても「殺人犯」とは呼ばず、「被告」である。そして、判決で殺人罪が確定した時点で「殺人犯」ということになる。)また、他の言い方としては「人殺し」とも言う。
尚、「殺人者」という言葉は法律とは関係ないので、人を殺した人は、その時点で「殺人者」ということになる。一方、「殺人犯」は法的手続きが必要であって、「殺人罪が成立した人」のことである。則ち、法的手続きが行われて起訴されて、有罪判決が出て、初めて「殺人犯」ということになる。(犯行を全面的に認めていても、裁判前/中であればあくまでも「被疑者/被告」である。)
ただ、戦争に参戦して、戦場で敵を殺した場合については、人を殺していても「殺人者」と呼ばれることはない。逆に、戦争では、大人数の人を殺して勝利に導いた人は「英雄」として扱われることになる。
英語では「Murderer」、ドイツ語では「Mörder」、フランス語では「Assassin」、イタリア語、ポルトガル語では「Assassino」(但し、発音は異なる。)、スペイン語では「Asesino」、中国語では「殺人者」と言う。
「完全犯罪」:犯行の手口を全く残さずに、それが犯罪行為によって行われたものという証拠を一切残さない犯罪のこと、または、犯行手口が露見しないことで、犯罪以外のことと処理された犯罪事件のことである。
これにはいくつかの事柄があって、「犯行が露見しないこと」「被害者が見つからないこと」「加害者が判明しないこと」「証拠が見つからないこと」「犯行手口が解明できず不明であること」のいずれかに該当することに成る。また、時効が成立した場合は、これらの条件が該当しなくても、法的に裁かれることが無くなるため、「完全犯罪」だったことになる。
現実では、犯罪が行われると、何らかの形で被害者が現れることになって、犯罪が露見する。そして、何らかの証拠が発見されることになる。よって、証拠不十分で事件が迷宮入りして事項となった場合、または、得られる証拠から「事件性無し」と判断されて、「事故」「自殺」などとして処理された場合が完全犯罪が成立することになる。
ただ、刑事事件として時効が成立しても、民法での時効成立までの時間が異なるために、刑事事件の時効が成立した後にその犯行は自分が行ったと名乗り出た場合、啓示的な処罰は受けないが、民法で損害賠償請求権が時効を迎えていなければ、損害賠償請求の裁判を起こされる可能性があって、裁判の結果、その支払いを認める判決が出る場合があるので、100%お咎め無しになる時効は、刑事事件としての時効と民法での損害賠償請求権の時効の両方が成立した後になる。(現在、殺人罪は時効が無いが、窃盗事件などでは時効があるので、損害賠償請求が認められる場合が考えられる。)
尚、刑事事件の時効が無い犯行を行った人が検挙されること無く死亡した場合は、結果的にその人の犯行ということが立証できなかったことになるため、結果的に「完全犯罪」が成立したことになる。
フィクションの世界でも、完全犯罪に挑むという物語は数多くあり、この物語もそういうものの一つと言うことになるのだが、現実世界と同様に、完全犯罪が成立するというフィクション作品も数少ないですね。
英語では「Perfect Crime」、ドイツ語では「Perfektes Verbrechen」、フランス語では「Parfaite Infraction」、イタリア語では「Crimine Perfetto」、スペイン語では「Crimen Perfecto」、ポルトガル語では「Crime Perfeito」、中国語では「不留痕迹的犯罪」または「完全犯罪」と言う。
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