麻丘めぐみ『GOLDEN☆BEST』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2009年にリリースされた定評ある「ゴールデン・ベスト」シリーズにラインナップされたベスト盤である。長い黒髪とチャーミングな容姿、その歌声で人気を集め、'70'sアイドルを代表する存在となっている彼女であるが、本ベスト盤は、アイドル時代の彼女の発表した19曲のシングルのA面曲とB面曲を発表順に収録した2枚組のベスト盤である。「全シングル曲」「年代順」「A/B面曲」ということで、資料性も高く、「ゴールデン・ベスト」の名前に恥じない内容になっている。尚、1984年に復帰後、彼女は4枚のシングルを発表しているが、そちらは「アイドル時代」ではないこともあって、収録されていない。
DISC 1は、デビュー曲から1974年までの10曲目のシングルまでを収録している。収録曲は以下の全20曲である。『芽ばえ』『素晴らしき16才』『悲しみよこんにちは』『もしかしたら』『女の子なんだもん』『見果てぬ夢』『森を駈ける恋人たち』『そよ風のテラス』『わたしの彼は左きき』『ひとりの私』『アルプスの少女』『ヘイ・ミスター』『ときめき』『グッド・バイ』『白い部屋』『ウェディング・ドレス』『悲しみのシーズン』『ひまわりの花』『雪の中の二人』『恋にゆれて』。
DISC 2は、1975年から1977年の間に発表された9曲のシングルを収録していて、以下の全18曲が収録されている。『水色のページ』『風邪をひいた彼』『恋のあやとり』『すみれの便箋』『美しく燃えながら』『夏の終りにきた手紙』『白い微笑』『青いコーヒー・カップ』『卒業』『20才』『夏八景』『黄昏のテラス』『夜霧の出来事』『風暦』『銀世界』『映画のあとで』『ねえ』『原宿グラフィティ』。
2枚とも、発表順にシングルのA面曲、B面曲の順に収録されているので、奇数番目の曲がシングルのA面曲で、偶数番目の曲がB面曲ということになる。2枚組になっているものの、彼女のアイドル時代のシングル曲が全て収録されているため、彼女の歌手としての成長していく所も楽しむことが出来るので、資料性としても高く、ポイントも高いベスト盤である。
'70'sアイドルの中でも、彼女は歌の上手さも定評があるだけに、お馴染みのヒット曲だけでなく、B面曲の中にも隠れた名曲がたくさんあるだけに、じっくりと堪能することも出来るのも嬉しい所である。
ということで、数ある'70'sアイドルのベスト盤の中でも内容も高く、ライブラリーに加えておいても損のないベスト盤である。お手元に置くようにしましょう!
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