ゴーバスターズ#1 [特撮]
お祭だった「ゴーカイジャー」の後では、何をやってもと言う気がするだけに、全く期待することなく、一応、初回ということで見たのだが、「やっぱりね」という内容でしたね。
最近の戦隊シリーズの作品からすると、目新しいものと言って良いのかも知れないが、「バイオマン」のメカジャイガンや「バトルフィーバーJ」の弟ロボを意識したような敵怪人(巨大メカ)を見ているような感じだったし、それが量産タイプのようなところからは「デカレンジャー」のようでした。また、アクションは大ヒットした某洋画シリーズ「マ○○○○ス」だし、CG多様の巨大戦はアニメ的になったり、実写的になったりして、繋ぎ的には歯切れが悪かったのも辛いところでした。
また、ストーリーの方もメンバーが揃っていなくて増員という形の展開でのスタートというものもありふれたパターンであり、かつ、メンバーのキャラに魅力がなく、平凡過ぎて面白みの無いスタートでしたね。(キャラは今後個性が出てくるでしょうが、存在感の無い青、アクの強い姉ちゃん黄ということでは前途多難...)
ただ、等身大の怪人と巨大メカとが当時に倒されるという所は、展開としても、絵的にも面白かったですが...
一応、「戦隊」を新たなステップにということで、色々と新しい試みを展開しようとしているのは分かるが、この物語ではメタルシリーズの「ブルースワット」や「レスキューポリス」シリーズを意識しているようであって、その「メタルシリーズ」を吸収というか、回帰というかで、'90'sの作風を「新たな戦隊」としているようですね。
「戦隊」と言うと、元祖戦隊・ゴレンジャーの基本コンセプト「明確に色分けされた集団ヒーローがごっこの様な戦いを繰り広げる」というものがベースにあるものである。(「ゴーカイジャー」は歴代を取り込む形で「ごっこ」を「お祭」にしていた。)まだ1話の段階で、早急な結論を出すのは早すぎるが、本作は「脱戦隊・メタル回帰」を狙っているようで、方向性が違うように感じられました。
で、こういう方向では、「非公認戦隊アキバレンジャー」(4/6深夜スタート・BS朝日)の方がB級作品といった雰囲気に満ちているが、「戦隊」の基本コンセプトを受け継いでいて、深夜枠と言うこともあって、とんでもないことをやってくれそうですね。
コメント 0