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ケータイ刑事銭形海20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形海」の第20話(2nd.7話)「暗闇の殺人者! ~銭形海VS完全犯罪の男」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回は、被害者はこれだったことから「新進」について、「作家」について、「純文学」について、犯人はこの作家だったということから「推理小説」について記します。尚、「作家」は「・17話[裏ネタ編]PART 3」で「小説家」として記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/8/17付です。

新進」:新たに進み出ること、または進み出た人のこと、及び、新たに登場して、かつ、将来性が感じられる人のことをいう。特に「新進気鋭」という言い方をする。(この場合は、「勢いが盛んな」という意味も持つことになる。)

よくある間違いとして、「新」と「進」を逆にして「進新」という誤った表記を見かけるが、言葉の元々の意味である「新しく進み出る」ということから「新進」が正しく、「進新」ではない、と覚えておけば良い。

英語では「Up-and-Coming」、ドイツ語では「Debüt」、フランス語では「Entrée dans le Monde」、イタリア語では「Esordio」、スペイン語では「Debut」、ポルトガル語では「Debute」、中国語では「新湧現」と言う。

作家」:芸術関係の作品を創作して発表することを職業としている人の総称である。場を使った小説や詩だけでなく、絵画、彫刻、映画など、あらゆる創作物が対象となる。この場合は「クリエイター」という言い方をすることも多い。が、特に断りも無く「作家」と言うと、小説家のことを特に指す。(それ以外の作家は「○○作家」と行って、その分野を「○○」として避けて言うのが一般的である。)

よって、広義では芸術作品を作る人、狭義では「小説家」のことを指すことになる。

狭義の「作家」(=「小説家」という意味)は、または「文士」と言うこともある。尚、小説のジャンルは問われず、全て「作家」と言うが、作品分野を付けて「○○作家」(例えば「推理作家」「SF作家」「怪奇作家」など)とジャンル分けをして言う場合もある。

最近では、インターネットを使用すれば、誰でも作品を簡単に発表できることから、趣味で小説を書いている人(=業としていない人)も多くなっているが、一応、小説を書くことで少ないながらも収入を得ていれば、その人は「小説家」と言うことになる。(小遣い程度の小額であっても、副業としての収入があれば該当する。)尚、いくら以上の収入があればという明確な基準はない。また、例え「無収入」であっても「自称・小説家」ということもあり得る。(但し、世間では書物という物理的な形で小説を発売していなければ「小説家」とは見なされないのが一般的である。)また、ゴーストライターとして、ある程度の収入がある人でも、その人自身の名前が知られていなければ、その本がベストセラーとなっていても小説家と見なされないのも一般的である。

英語では「Novelist」、ドイツ語では「Romanschriftsteller」、フランス語では「Romancier」、イタリア語では「Romanziere」、スペイン語とポルトガル語では「Novelista」(但し、発音は異なる)、中国語では「作家」と言う。

純文学」:通俗小説や大衆文学に対して、純粋な芸術を志向した文芸作品、文芸小説のこと、または、広義の文学に対して、美的情緒に訴えた作品のこと(例えば、詩歌、戯曲、小説など)をいう。特に、商業的なことを度外視して、表現に拘った作品が多いのが特徴でもある。

これは日本の文学史に於いて、近代文学(明治から大正、昭和初期の頃)に於ける一つの作品群でもあって、特に明治末期以降に確立したジャンルである。当時は「自然主義文学」が文壇を席巻し、私小説を中心とした方向の作品群が最初の純文学として知られている。(田山花袋の『蒲団』、島崎藤村の『破壊』などが初期の代表的な作品として知られている。)

尚、1880年代、1890年代(=明治中期から後半)には「純文学」の礎になる作品が登場しているが、「純文学」には含まれず、1900年代になってからの作品を指す。(その後、「白樺派」が登場し、内容は変化をしていくことになるが、時代と共に次々と新しい作品が生まれ、現在でも多くの作品が生まれている。)

作家と主な作品については、ここでは省略するが、誰でもが名前を知っている小説家やタイトルの作品がズラリとある。(但し、タイトルは有名であっても、それを読んだかはまた別ですが...)

尚、明治から大正、昭和初期ごろの作品群については、作者の鬼籍には入って半世紀以上が経過しているものが殆どであるため、著作権も既に消滅している。そういう作家の作品は、「青空文庫」からダウンロードして入手する、という方法もありますよ。(代表的な作品ぐらいは読んでおきましょう。)

英語では「Serious Literature」、ドイツ語では「Ernste Literatur」、フランス語では「Literatura Seria」、イタリア語では「Letteratura Seria」、スペイン語では「Literatura Seria」、ポルトガル語では「Literatura Séria」、中国語では「純文學」と言う。

推理小説」:小説の一つのジャンルであって、犯罪事件、殺人事件を扱い、その事件の発生から動機、手口などの謎を解き明かしていくことを描いた小説のことである。内容から「犯罪小説」と呼ばれることや、探偵が登場することが多いことから「探偵小説」と呼ばれたり、謎がある作品ということから「ミステリー」と呼ばれることもある。(但し、「ミステリー」には、事件ではなく、神秘、不思議、霊妙などの謎めいた要素のある物を描いた作品もある。)

推理小説の起源は、1841年のエドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」が最初とされている。その後、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ・シリーズやアガサ・クリスティの作品群で、小説の一ジャンルとして確立することになった。また、日本では、江戸川乱歩や横溝正史がこのジャンルの作品を数多く発表したことで、ジャンルとして確立した。

また、このジャンルの作品は、同一の主人公によるシリーズ作品が特に多いというのも特徴である。(探偵や警察官など、謎を解く人が同じということで、シリーズになっているものが多い。→「名探偵」と呼ばれるキャラクターが登場する作品群はシリーズになっている。)

英語をはじめ、殆どの言語で「Whodunit」と言い、中国語では「推理小説」と言う。

 

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