「BOOK OF DAYS」 [映画(洋画)]
表題の作品は1988年のアメリカ映画「ブック・オブ・デイズ」である。日本での劇場公開は1993年3月まで待たされることになった。M・モンクの映像作品であるが、映画と言うよりもパフォーマンスを記録した作品と言った方が正解でしょうね。(そういう映像作品である。)
作品データを記しておくと、時間は74分、白黒部分とカラー部分とがある。監督と脚本と音楽はメレディス・モンク、撮影はジェリー・パンツァーである。そして出演は、メレディス・モンク、パブロ・ヴェラ、トニー・ニューマン、ラニー・ハリソン、ダニエル・アイラ・スヴェードリック、アンドレア・グッドマン。ジョシュア・シピン、カレン・リヴィタス、ハンナ・パール・ワルコット、ロブ・マクブレイン、たちである。
中世のヨーロッパに生きる1人のユダヤ人少女が超能力によって未来社会である現代を垣間見ていくという展開で、人間のあり方を描いていく映像叙情詩である。
幻想的な映像を、カラー映像と白黒映像とを巧みに使い分けて、時間軸上のシーケンスを表現する映像美と、音楽が醸し出す独特の世界観、及びM・モンクのパフォーマンスを一体にしたものであって、「映画」というよりも「総合アート」と言った方がいいですね。時には普通の映画とは異なる映像作品と接するのも宜しいかと...
しかし、本作はDVD化されていないというように、現在では見ようとするとちょっと苦労する作品になっている。かつてはLDでリリースされていたのだが、何とかして貰いたい所である。
↓本作のソフトが無いので、M・モンクの別の作品を拾っておきます。
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