BUDDY HOLLY『BUDDY HOLLY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1958年3月に発表された彼の2枚目のスタジオ・アルバムである。'50'sのロック創生期に於いて、ロック・バンドのスタイルを確立させ、また、赤いフェンダー・ストラトキャスターをトレードマークとして、後のロックの世界に多大な影響を与えた彼の貴重なアルバムである。(本アルバムの発表から1年弱後の1959/2/3に、飛行機事故のため、22歳の若さで亡くなっています。)本アルバムは、アルバム・チャートの方にはチャートインしていないが、彼の代表曲の1つである『Peggy Sue』が収録されているアルバムということでテイルアルバムである。
収録曲は以下の全12曲である。『I'm Gonna Love You Too』『Peggy Sue』『Look At Me』『Listen To Me』『Valley Of Tears』『Ready Teddy』『Everyday』『Mailman, Bring Me No More Blues』『Words of Love』『(You're So Square) Baby I Don't Care』『Rave On!』『Little Baby』。
この中からシングル・カットされたのは『Peggy Sue』であって、Billboardで最高位3位、イギリスでは最高位6位を記録する大ヒットになっている。
お薦め曲は、彼の代表曲の『Peggy Sue』は当然であるが、特定の曲をピックアップするよりも「全部」と言っておく。ヒットということでは本アルバムは恵まれていないが、ここにはロックンロール創生期の楽曲が、しかも後のロック・シーンの基本となる曲がたっぷりと収められているのですから...(正に「ロック・クラシック」と言うことになる。)
ただ、本アルバムは12曲が収録されているが、時間は24分半を過ぎたところ(1曲平均が2分3秒であって、5曲は2分未満)というように短いものである。が、'50'sという時代の作品であることを考えると、LPの収録時間の技術的な所もあるので「不景気レコード」と言うことにはならない。→時間が30分程度のアルバムであれば、2枚のアルバムを1枚のDISCに収録した「2 in 1」が可能であるが、彼の場合は3枚のオリジナル・アルバムを「3 in 1」ということで1枚のDISCに収録することも可能である。(35曲で78分強であるので1枚に収まる。)
彼は、スタジオ・アルバムは3枚しか発表できずになくなってしまい、コンスピレーション・アルバムは数多く、数十タイトルがリリースされているが、ロック・ファンであれば、やはりオリジナル・アルバムという形で聴いておきたい所である。で、堪能しましょう!
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