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「CABOBLANCO」 [映画(洋画)]

表題の作品は1979年のアメリカ映画「太陽のエトランゼ」である。日本での劇場公開は1981年1月であった。また、後にビデオ化されたときに「灼熱のカボ・ブランコ 狼たちの野望」という邦題に変更されている。第二次大戦終結後、'40年代末期のペルーを舞台にしたアクション・サスペンスである。

作品データを記しておくと、時間は93分、原案はジェームズ・グランビー・ハンターとミルトン・ジェルマンの2人、監督はJ・リー・トンプソン、脚本はミルトン・ジェルマンとモート・ファインの2人、撮影はアレックス・フィリップス・Jr.、音楽はジェリー・ゴールドスミスである。そして出演は、チャールズ・ブロンソン、ドミニク・サンダ、ジェイソン・ロバーズ、フェルナンド・レイ、サイモン・マッコーキンデール、カミラ・スパーヴ、たちである。

第二次大戦が終結した直後のペルー。港町のカボブランコで、イギリス政府の密命を受けた情報部員・ジムは海底調査を行なっていたが、爆発事故が起きて乗組員の1人が死ぬという事件が起きた。その頃、村の市場に乗り合いジープが到着して、美しいフランス女性のマリーがやってきた。そして彼女はアメリカ人のギフが経営するホテルに現れて、恋人を捜しに来たことを告げた。恋人の名前がジャック・ルクルーと知ったギフは、ジャックのことを知っていたので、以前に沖合で沈没したブリタニー号の唯一の生き残りだが、もう死んでいるということを教えた。しかし、そのブリタニー号の沈没は、元ナチスSS隊の指導官だったベックドルフによって沈められたのだった。というりはブリタニー号には教会や僧院に伝わる十字架などの財宝が満載されていたためだった。更に、生き残りのジャックは、船が沈んだ位置を唯一人知っていたのだった。マリーの話は警察に入り、署長のトレドはベックドルフの命令を受け、マリーのパスポートを取り上げた。が、ギフはパスポートを彼女に返すように頼んだ。実はギフは、過去に殺人を犯し、国を逃れてこの町に住みつき、今では地元の住人にも信頼されていた。マリーは、ギフはジャックと交流があったギフは、船の沈んだ位置を知っていると考えていた。ということで、マリー、ギフ、トレド、ベックドルフというそれぞれの思惑を持った人物たちが、ブリタニー号の秘宝の行方を巡る駆け引きを行っていく。やがて、ギフが、船の沈んだ位置はオウムが知っていて、それを喋らせる暗号も知っていると告白したが、暗号については決して口を開かなかった。そんな中、トレドは秘宝の中身が神に関る教会や僧院の財宝だと知ると、べックドルフに背いた。べックドルフは急にニュールンベルグ裁判のことが脳裏に甦り、自殺してしまった。こうして秘宝を巡る争いに決着が付き、ギフはマリーとダンスを踊り、側に居たオウムに暗号を言うと、オウムはその場所、及び沈んだ経緯を喋ったのだった。

秘宝を巡って、という物語はよくあるものであるが、本作はその設定を上手く物語に活かしきれていないことから、物語が盛り上がらない。それなりに見せ場はあるのだが、緊張感が足りないことからサスペンスというこ部分が盛り上がらない。また、ある程度先の展開が読めてしまい、その通りに物語が進んで行くことから、面白みが無い作品になってしまった。

豪華な顔ぶれのキャストが殺されてしまったということで、B級作品になってしまったブロンソン主演の作品でした。

 

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