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「THE CAINE MUTINY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1954年のアメリカ映画「ケイン号の叛乱」である。日本での劇場公開は1954年8月であった。世界中でベストセラーとなったピュリツァ賞受賞の同名小説の映画化作品である。

作品データを記しておくと、時間は124分、原作はハーマン・ウォーク、監督はエドワード・ドミトリク、脚本はスタンリー・ロバーツ、撮影はフランツ・プラナー、音楽はマックス・スタイナーである。そして出演は、ハンフリー・ボガート、ホセ・ファーラー、リー・マーヴィン、ヴァン・ジョンソン、ロバート・フランシス、E・G・マーシャル、メイ・ウィン、フレッド・マクマレイ、トム・タリー、クロード・エイキンス、アーサー・フランツ、ワーナー・アンダーソン、キャサリン・ウォレン、ジェリー・パリス、スティーヴ・ブロディ、トッド・カーンズ、ウィット・ビッセル、ジェームズ・ベスト、ジョー・ハワース、ガイ・アンダーソン、ジェームズ・エドワーズ、ドン・ダビンス、デヴィッド・アルバート。たちである。

大学を卒業して海軍に入ったウィリー・キースは、海軍少尉候補生として駆逐艦ケイン号に乗りこむ。ケイン号を切り回しているのは艦長のデヴリースではなく、実際は副官のマリク大尉だったが、新艦長としてクィーグ中佐が着任する。が、彼は強度の偏執狂でもあった。当初はきびきびした態度を見せていた艦長だったが、魚雷の曳航演習中、1人の水兵を叱責することに夢中になって指揮を忘れたため、魚雷の曳航綱が切れてしまうという事件が起きた。この事故の説明のためな、ケイン号はサンフランシスコに入港した。ウィリーたちは休暇を過ごすことになったが、休暇が終わって艦に戻ると、例の事件は、艦長が事件の責任を部下一同になすりつけていたことが分かり、艦長への信頼は一挙に崩壊してしまった。再び出航して機動部隊に加ってクェゼリン群島に向かったケイン号だったが、この作戦で艦長は満足に任務が遂行できず、臆病者であることを暴露してしまった。そんな矢先、艦は台風に巻き込まれる。副官のマリク大尉は、艦長に指揮を託していたらやばいと考え、艦長に反抗して艦の指揮を剥奪して指揮を執り、台風から艦を守った。しかし、サンフランシスコに帰港した艦を待っていたのは、マリクとウィリーが反逆罪で軍法会議に掛けられると言うことだった。状況はマリクたちには不利だったが、弁護人のバーニー・グリーンウォルド中尉は巧妙な作戦を立てて、艦長が偏執狂であることを証明する戦術を採り、言葉巧みに質問していき、クィーグ中佐が偏執狂であることを証明した。それによって2人には無罪の判決が出た。ウィリーは晴れて婚約者と結婚し、新しい艦に乗り込んだ。その艦長はケイン号の前艦長デヴリースであった。

前半は海軍の軍艦でのスペクタクル作品であり、後半は法廷ドラマとなるが、そのダイナミックな描き方、緩急のメリハリが素晴らしい。後半の法廷ドラマになってからは派手さが無くなるが、人間ドラマとしては見応えがてって、法廷ドラマの面白さもある。

見応えたっぷりの作品であるため、一度は見ておきたい作品であるが、法廷ドラマが苦手という方は、お帰り下さい、と言っておきます。

 

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