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「THE CAMERAMAN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1928年のアメリカ映画「キートンのカメラマン」である。それまでは自身の映画撮影所を持っていたB・キートンだったが、そのスタジオを売却してMGMに入社し、MGMでの第一作となったのが本作である。MGM時代の彼の作品は次第にパワーが衰えていくことになるが、MGMでの第一作である本作は興行成績も良く、キートン人気の健在ぶりを示すことになった。

作品データを記しておくと、時間は69分、白黒作品でサイレント作品である。原作はクライド・ブルックマンとリュー・リプトンの2人、監督はエドワード・セジウィック、脚本はリチャード・シェイヤー、撮影はエレジン・レスリーとレジー・ラニングの2人、美術はフレッド・ガブリーである。そして出演は、バスター・キートン、マーセリン・デイ、ハリー・グリボン、ハロルド・グッドウィン、シドニー・ブラッキー、たちである。

冴えない街頭カメラマンのキートンは、ニュース映画社の受付けで働くサリーと恋仲になり、彼女からニュース映画のカメラマンになることを勧められ、その気になる。しかし、彼のカメラの腕はとんでもないものであって、二重写しであったり、全く写っていなかったなど、とんでもないものばかりで馬鹿にされるだけだった、ある日、モーターボートレースを撮影して行ったキートンだったが、そこで恋人のサリーが別の男とボートでデートしている所を目にした。そんな時、彼の相棒の小猿が知恵を働かせた。で、2人が乗っていたボートが転覆する。男はサリーのこと何をほったらかして、一人だけ岸に泳ぎ着き、キートンがサリーを助け、めでたしと言うことに...

サイレント映画であるが、テンポも良く、たっぷりと楽しめる作品である。また、サイレント映画のコメディ作品であるため、笑いは言葉ではなく、身体で表現している滑稽さなどであるため、子供から大人まで、見て笑えるものである。(そのため、家族みんなで楽しめる作品である。)

製作から80年以上が流れていて、劇中の世の中と現代とでは大きく変わっている所も多いが、古き良き時代の作品ということで、楽しむのもまた乙なところですね。

 

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