CHIC『RISQUÉ』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1979年に発表された彼らの3rd.アルバムである。(邦題は「危険な関係」と付けられていた。)前作に引き続いて好調なセールスを記録したアルバムであって、彼らの黄金期を締めくくる作品となった。チャート成績は、Billboardでは最高位5位を記録し、カナダでは15位、イギリスでは29位を記録している。
収録曲は以下の全7曲である。『Good Times』『A Warm Summer Night』『My Feet Keep Dancing』『My Forbidden Lover』『Can't Stand To Love You』『Will You Cry (When You Hear This Song)』『What About Me』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Good Times』は1週のみとはいうもののBillboardで1手を獲得し、1979年の年間シングル・チャートでは20位にランクインしている。また、カナダで2位、イギリスで5位、ニュージーランドで8位を記録して、世界的なディスコ・ブームの終盤に世界的なヒットを記録した。2nd.シングルの『My Forbidden Lover』はイギリスで15位、アメリカで43位を記録、3rd.シングルの『My Feet Keep Dancing』はイギリスで21位、アメリカでは101位を記録している。
お薦め曲は、全米No.1ヒットになった『Good Times』、シングル曲の『My Forbidden Lover』、そして『A Warm Summer Night』をピックアップしておく。
世界的なディスコ・ブームも'79年になると様々な動きが出てきて、ブームも終焉と言うことを感じさせるようになったが、彼らがディスコ・サウンドの最後の大きな花火を打ち上げたと言うようなことになったのが本アルバムのヒットによるものであった。内容的にはファンキーで、ダンサブルで、ノリが良いアルバムであって、前々作と前作の世界を受け継いでいるのは言うまでも無い。
ディスコ・ブームを支えた彼らであるだけに、そのブームの終わりの頃の作品であるが、本アルバムは当時のディスコ・ブームを語る上では欠かすことの出来ないアルバムであるだけに、しっかりと聴いておきたいところである。たっぷりと堪能しましょう!
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