CHRIS MONTEZ『CALL ME: THE A&M YEARS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは2006年にリリースされた彼のベスト盤である。タイトルから分かるように、本ベスト・アルバムは、1966年から所属したA&Mレコード時代に発表した楽曲を集めたものである。(A&M時代にはいくつかの大きなヒット曲が生まれていて、彼の全盛期でした。)当然のことながら、ここにあるのは'60'sサウンドであるが、楽曲としてはスタンダード・ナンバーとなっているジャズ系の曲を'60'sポップスにしたというものが中心である。
収録曲は以下の全22曲である。『Call Me』『The More I See You』『Foolin' Around』『Very Thought Of You』『Time After Time』『There Will Never Be Another You』『Where Are You Now』『Because Of You』『The Face I Love』『Our Day Will Come』『Going Out Of My Head』『Elena』『Shadow Of Your Smile』『Once I Loved (O Amor Em Paz)』『Fly Me To The Moon』『Keep Talkin'』『Love Is Here To Stay』『Little White Lies [Album Version]』『Just Friends』『I Will Wait For You』『I'm Glad There Is You (In This World Of Ordinary People)』『End Of A Love Affair』。
お薦め曲としては、BillboardでTOP 40入りを果たしたヒット曲である『Call Me』『The More I See You』『There Will Never Be Another You』『The Face I Love』『Love Is Here To Stay』というところと、シングル曲である『Because Of You』、更に『Elena』『Shadow Of Your Smile』『Just Friends』という所をピックアップしておく。
元になっている曲は有名な曲ばかりであって、曲名までは知らなくても何処かで耳にしたことがあるような有名な曲が多く、それらを聴きやすいポップなものに仕上げているだけに、とても聴きやすい曲ばかりが集まっている。中には('60's)ロック寄りのものなど、なかなかユニークなものもある。
また、シンガーとしての彼も優しさを感じられる声ということもあって、ゆったりと聞きたくなる曲が多く、安心して聴いていられるものである。もう少しセクシーさが出ていればという気もしないでもないのだが、ゆったりと聴くことが出来るというのは、それはそれで良いところである。
知名度と言うことでは今一つという所があるが、取り上げている楽曲が良いということで、一度、耳を傾けることお薦めできるアルバム(ベスト盤)である。
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