忌野清志郎『Memphis』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1992年3月に発表された彼の2枚目のソロ・アルバムである。ソロ・アルバムとしては約5年ぶりとなったが、RCサクセションが無期限の活動休止に入ってからは初めてのソロ・アルバムである。(RC以外のバンドを率いて、何枚かのアルバムを発表していましたが...)本アルバムは、アメリカ(テネシー州メンフィス)で録音されたものであって、現地滞在中にメンフィス市から名誉市民の称号を送られたことも話題となった。
収録曲は以下の全11曲である。『BOYS』『雪どけ』『カモナ・ベイビー』『世間知らず』『高齢化社会』『ママ プリーズ カム バック』『石井さん』『ぼくの目は猫の目』『ラッキー・ボーイ』『彼女の笑顔』『MTN』。
この中からシングル・カットされたのは、アルバムよりも約一月半先行してリリースされた『世間知らず』である。
お薦め曲はシングル曲の『世間知らず』と、『カモナ・ベイビー』『ママ プリーズ カム バック』『石井さん』『彼女の笑顔』という所をピックアップしておく。
本アルバムは、その割りに知られていないところがあるが、内容の方はロックだけでなく、幅広いジャンルの楽曲が揃っていて、聴き応えのある曲に満ちている。1st.ソロ・アルバムではUKロックと融合した彼が、2nd.の本作ではUSロックを中心としたアメリカン・サウンドと融合したというのも面白い所である。じっくりと堪能しましょう!
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