忌野清志郎『RUFFY TUFFY』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1999年7月に発表された彼の3枚目のソロ・アルバムである。ソロ・アルバムとしては7年4ヶ月ぶりであるが、前作と本作の間には、ソロ名義のベスト盤や(異なる複数の)ユニットでのアルバムを何枚か発表しているので、ご無沙汰ということではないが、ソロとしては久しぶりということになった。
収録曲は以下の全11曲である。『テクノ・クイーン』『心の解放区』『レッド・ニャンニャン』『太陽の当たる場所』『風だらけ』『QTU』『田舎へ行こう!Going Up The Country』『ハニーブルーズ』『Sweet Lobin'』『夢』『出発の時間』。
この中からシングル・カットされたのは『QTU』であるが、アルバム・リリースよりも4週間ほど先行してのリリースであった。(同じ7月リリースであるが、月初めと月末近くということです。)
お薦め曲はシングル曲の『QTU』と、いきなり衝撃を与えることになる『テクノ・クイーン』、更に『風だらけ』『夢』『出発の時間』という所をピックアップしておく。
本アルバムは、元々は映画のサントラ盤になる予定であったが、映画の方がストップしたことで、彼のソロ・アルバムに変更されてリリースされることになったものである。そのため、楽曲の方はぶっ飛んだように感じられるものから、彼らしい持ち味が出ているものなど、バラエティに富んでいる。が、これは言葉を変えると「差が激しい」ということでもあって、この点が不評となっていることも否定できない。
とは言っても、やはり久しぶりのソロ・アルバムとなったことで、彼の存在感と彼らしさを久しぶりに発揮したことになり、健在ぶりを示すことになって、安心したということにもなったアルバムでした。
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