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THE CLASH『GIVE 'EM ENOUGH ROPE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された彼らの2nd.アルバムである。'70'sのUKパンクバンドの代表的な存在である彼らは、2012年のロンドン・オリンピックに於いて、彼らの代表曲の『London Calling』で、またまた注目を集めているが、本アルバムは、その『London Calling』の生まれる前作ということになるアルバムである。チャート成績の方は、本国イギリスでは最高位2位を記録する大ヒットとなったが、それ以外ではニュージーランドで15位、スウェーデンで36位、アメリカではBillboardで最高位128位を記録しただけであって、UKとの温度差が余りにもありました。

収録曲は以下の全10曲である。『Safe European Home』『English Civil War』『Tommy Gun』『Julie's Been Working For The Drug Squad』『Last Gang In Town』『Guns On The Roof』『Drug Stabbing Time』『Stay Free』『Cheapstakes』『All The Young Punks (New Boots And Contracts)』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Tommy Gun』はイギリスで最高位19位を記録している。2nd.シングルの『English Civil War』はイギリスで25位、アイルランドで最高位29位を記録している。

お薦め曲は、シングル曲の『Tommy Gun』と『English Civil War』、そして『Safe European Home』『Guns On The Roof』『Stay Free』をピックアップしておく。

彼らのアルバムというと、何と言っても1st.アルバムの「THE CLASH」の人気が高く、その次が3rd.アルバムの「LONDON CALLING」で、本アルバムはその2枚の間で隠れがちになっているのも事実である。しかもサウンドの方はその2枚の中間を行くようなものとなっていて、短期間で彼らのサウンドの変化の過程が分かるという所はまた面白い所である。ある意味では、疾走しているだけの1st.アルバムから発展し、円熟の技が出た3rd.アルバムの一歩手前と言ったら良いですかね。が、そんなことを語らずとも、彼らのエネルギーに満ちあふれているアルバムであり、聴いておきたいアルバムの一つであることに変わりは無い。

'70'sのUKロック、またパンクを聴くという方だけで無く、UKロックに大きな足跡を残した彼らの2nd.アルバムということだけでも聴く価値のあるアルバムである。じっくりと堪能しましょう!

 

Give Em Enough Rope

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2000/01/27
  • メディア: CD

動乱(獣を野に放て)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: CD

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