「波牛/THE CHAMPIONS」 [映画(洋画)]
表題の作品は1984年の香港映画「チャンピオン鷹」である。日本での劇場公開は1985年2月であった。香港映画らしい、ギャグを散りばめたスポーツ映画である。(ただ、サッカーでありながらカンフー映画へとなっているのは香港映画らしいところでもありますが...)
作品データを記しておくと、時間は94分、監督はユン・シャンチャン、撮影はマ・クワンワとスン・コウワの2人である。そして出演は、ユン・ピョウ、チャン・コッキョン、ディック・ウェイ、ムーン・リー、エディ・コー、たちである。
田舎育ちのリー・トンは、故郷ではいつしかトラブルメイカーというような存在になっていた。で、都会に出る決心をして、街に出てきた。そして、知人の元に向かうが、その息子・アーフンとハプニングを起こしてしまい、更に財布をスリにすられてしまった。で、そのスリを追いかけるが、その中でプロサッカーの大スター・キングに油を掛けてしまうというトラブルを起こした。が、それがきっかけとなって、彼はサッカー・チームに誘われた。が、これにはキングが絡んでいた。キングは、リーを採用だけしたものの、練習を一切させず、雑用係に使っていた。また、キングは八百長試合に絡んでいて、私腹を肥やしていて、いつものように八百長を仕組み、途中で怪我をしたふりをして試合から引っ込み、自分に代わってリーを出場させた。これで八百長の計画通り、チームは負けると思われたが、リーが大活躍してチームは勝利を掴んだ。これにキングは怒り、リーをしごくいた。これにリーはチームを飛び出して、ライバル・チームのオーナーに拾われて移籍した。そして、リーの活躍でライバル・チームは勝ち続けていく。怒りに満ちたキングは、リーに挑戦状を叩きつけ、負けた方が両足を切断するという条件を付けて試合を行うことになった。キングはチーム全員に反則プレーを指示し、試合は壮絶なものになる。その都度、リーはピンチに追い込まれるが、何とか切り抜ける。やがて、大雨が降ってきて、グランド状態は急激に悪化した。が、田舎で鍛えたリーは泥沼のグランドに強く、よりいっそう活躍をして、キングに勝ったのだった。
ストーリーは香港映画らしいハチャメチャなものであり、ギャグを散りばめながら、さっーなのにカンフーと繋がっていくことになる。支離滅裂な展開であるが、香港映画らしい作品である。何も考えずに、頭を真っ白にして笑って楽しむのには悪くない作品である。
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