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「CHAINED」 [映画(洋画)]

表題の作品は1934年のアメリカ映画「私のダイナ」である。E・セルウィンが書き下ろした小説の映画化作品である。J・クロフォードとC・ゲイブルのコンビの恋物語である。但し、展開としては20世紀初頭の物語という展開である。

作品データを記しておくと、時間は73分、原作はエドガー・セルウィン、監督はクラレンス・ブラウン、脚本はジョン・リー・メイヒン、撮影はジョージ・フォルシー、である。そして出演は、ジョーン・クロフォード、クラーク・ゲイブル、オットー・クルーガー、スチュアート・アーウィン、ウナ・オコナー、エイキム・タミロフ、ウォード・ボンド、マージョリー・ゲイトソン、たちである。

ニューヨークで汽船会社の社長をしているリチャードは、敏腕実業家として知られており、また人柄も温厚で、評判の実業家であった。が、彼の妻は放蕩三昧で、夫を離れていつも遊び歩いている様な女であった。そういうこともあって、リチャードは、才色兼備で仕事をこなすことの出来る秘書・ダイアンのことを気に入っていて、彼女を愛するようになっていた。で、リチャードは妻と離婚して、ダイアンと結婚することを決めた。しかし、妻は、離婚を認めなかった。で、リチャードは妻が考え直すまでということで、ダイアンを南米旅行に出してやった。南米行きの船の中で、ダイアンは、アルゼンチンで広大な牧場を経営するマイクと言う青年と出会った。マイクは一目でダイアンを気に入り、熱烈に愛を語り、やがてダイアンもそれを受け入れて、マイクと結婚することを決め、とりあえずということで、一度アメリカに帰った。が、ニューヨークでは、リチャードが妻と離婚し、ダイアンとの婚約指輪を用意しており、そのために子供までも犠牲にして、ダイアンの帰りを待っていたことを知る。で、ダイアンは、マイクとのことを打ち明ける勇気も無く、リチャードと結婚することを決め、マイクには詰めたい内容の手紙を送った。そしてリチャードとダイアンは結婚した。リチャードは最も幸せな時を迎えることになったが、ダイアンの心にはマイクのことが忘れられないでいた。2人の結婚から1年後、ニューヨークに来ていたマイクとダイアンは偶然にも路上で会う。マイクは今でもダイアンのことを代わらず愛していたが、ダイアンはリチャードのことを考えて、マイクとはこれ以上会わない決心をして、それを告げた。ダイアンのことを考えたマイクは、潔く身を引こうと決めるが、そんな2人のことを知ったリチャードは、自分の幸福を捨てて、2人が幸せになる道を選んだのだった。

主役であるダイアンにとってし、最良のハッピーエンドを迎えることになる物語であるが、それ以外の人物が余りにも易しすぎて、誰もが身を引こうとするということで、いい人過ぎるキャラクターばっかりでは、メロドラマとしても今一つである。もう少しアクの強いキャラクターが要りますね。ということから、前時代的な恋物語である。

まあ、「J・クロフォードの動く写真集」というように本作を捕らえれば、いかにもらしい作品と言うことになりますが...

 

↓ビデオですが...

私のダイナ [VHS]

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: VHS


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