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アキバレンジャー#2 [特撮]

現実と妄想とを入り交えて描いた居るだけにもの凄くシュールですね。しかも、本家シリーズを上手く取り入れているだけでなく、問題になっているを取り込んで、それにシニカルというスパイスを掛けているということで、ユニークでパワーがありますね。(日曜朝の本家がつまらなすぎる...)

「ゴーカイジャー」でもシリーズのオリジナル・キャストが登場していたが、本作での登場の仕方の方が、元々の作品世界のイメージを壊すこと無く、シュールに描いているということで、こういう描き方もあるということですね。ただ、「良い子は見ちゃダメ」と言っているが、お子様向けでは無い描き方であるのも事実である。(日朝ではこういうことは流石に出来ないですね。→ただ、BS&深夜枠ということでは、もっとはちゃけてほしいですが...)

前回の最初が「デカレンジャー」を真似ていただけに、本作でのオリキャスとして登場したのが、デカレッドの赤座伴番。が、赤木にとってはデカレッド・赤座伴番であっても、それを演じた載寧龍二が、「パワーレンジャーSPDのイベントで久しぶりにこの格好してるけど、バンじゃなくて俺、載寧龍二なんで、…」と、シュールすぎる台詞にぶっ飛びます。

しかも、赤木の妄想・デカレッドと、葉加瀬が赤木を目覚めさせるために雇ったバイトのデカレッド(バイト代を渡しているところ、更にいくら包んでいるのかははっきりと見せない、顔も見せない所は上手い演出でした。)では、マスクが異なっていて、妄想デカレッドはゴーグルになっているのに、バイトデカレッドではイベントなどで使用するマスクで、ゴーグルでは無くて覗き穴となっているのが分かるように撮影している所も、非常に凝っていて面白いところでした。

前回のバトルが、妄想の中で闘っている現実の監視カメラの映像を見せる葉加瀬。超現実主義であるといえるが、妄想で闘うというその対極にあることもしていて、こういう対比というのは面白い所である。で、妄想にはつきあいきれないと言うことで失望した赤木。それが載寧龍二の姿を見たことから、妄想と現実に繋がり、更に葉加瀬が雇ったバイト・デカレッドによってやる気満々になる、ということで、「飴と鞭」の使い方が非常に上手いですね。

一方、怪しいこと(海賊版ソフト販売)に気づいた青と黄。こういうネタを取り上げる所も凄いが、「妄想で...」ということで闘うことを拒もうとするなど、こちらもシュールである。が、敵に見つかって戦いに引きずり込まれ、しかもボロボロにやられ、葉加瀬が妄想を止めて助けるという展開も、本家には出来ないことですね。→最終回では、所謂「バッドエンド」ということで、「戦隊サイドは全滅、敵が天下を取って THE END」という掟破りを期待したくなります。

戦隊ではお馴染みのロボは、トランスフォーマーみたいな感じて、しかもサイズ的には戦隊ロボとしては余りにも小型であったが、自動車が変形するというのは、玩具でもいろいろとあるだけに、これまたシュールですね。が、CGで描いているのは不満でもある。やはりこういう所は前時代的な所が合っても良いので、着ぐるみで描いて欲しい所でもある。

ところで、敵の怪人(課長)が、一応前回と名前は違っているが、見た所が同じというのも面白いですね。番組としては「低予算で製作費削減の一環」ということになるのであろうが、戦闘員と同様に量産タイプの行動隊長と言ったら良いでしょうかね。

「ヒーローもの」としては、やはり王道をいくものではなく、ネタで楽しませるという作品であるが、本家がつまらなすぎるだけに、こういう怪作は楽しみです。

今回、カフェのお姉ちゃんは花のくノ一組のコスプレをしていたのと、「アバレンジャー」の台詞をいじっていたものになっていたりと、歴代戦隊のネタは色々と出てくるが、前回の様に作品数を大量に出すのではなく、ある程度絞った上、ネタとしては結構深いものを出していて、楽しませてくれました。

 

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