「CHANCES ARE」 [映画(洋画)]
表題の作品は1989年のアメリカ映画「ワン・モア・タイム」である。日本での劇場公開は1989年9月であった。6年ぶりの映画出演となったS・シェパード主演のファンタスティックな要素に満ちたラブ・コメディである。
作品データを記しておくと、時間は103分、監督はエミール・アルドリーノ、脚本はペリー・ハウズとランディ・ハウズの2人、撮影はウィリアム・A・フレイカー、音楽はモーリス・ジャールである。そして出演は、シビル・シェパード、ロバート・ダウニー・Jr.、ライアン・オニール、メアリー・スチュアート・マスターソン、クリストファー・マクドナルド、ジョセフ・ソマー、ジョー・グリファシー、ヘンダーソン・フォーサイス、フラン・ライアン、たちである。
弁護士のルイ・ジェフリーズは恋人のコリンヌとの結婚式を挙げた。友人のフィリップをはじめとする多くの友人たちに祝福される2人だったが、結婚から1年後、交通事故でルイは死んでしまう。が、妻に強い思いを残していた彼の魂は、前世の記憶を消去しないままに地上に舞い戻ってしまった。それから23年が流れた。新聞記者になることを夢見るアレックス・フィンチは、ワシントンにやってきて、フィリップと出会う。アレックスは金が無く、行くあても無かったことから、フィリップは彼をコリンヌの家に連れて行って。そして、アレックスは大学の同級生であって、ルイとコリンヌの間に生まれた娘・ミランダと再会した。が、アレックスはコリンヌの家にあるものが全て見覚えのあるものだった。これまでここに来たことが無いことから、自分がルイの生まれ変わりだと言うことを知ることになった。また、アレックスがルイの生まれ変わりと知ったコリンヌは、アレックスに好意を寄せていく。また、ミランダもアレックスに思いを寄せていく。更に、フィリップは今でもコリンヌに対する思いがあった。ということで、奇妙な二組の男女の恋が進展していくことになって...
結果的には、二組の恋は年相応のカップルに、という鞘に収まるという最も容易に考えられる結末ということで、もう一捻り欲しいところである。が、予想した通りに収まるコメディ仕立ての物語と言うことから、ある意味では安心してみていられる作品と言うことにもなる。
まあ、お伽噺のようなロマンティックな作品ということでは、オーソドックスすぎる展開と結末ということが最も良いのかも...
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