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「CHARLIE CHAPLIN'S BURLESQUE ON CARMEN」(「CARMEN」(1915)) [映画(洋画)]

表題の作品は1915年のアメリカ映画「珍カルメン」である。原題から分かるように、本作はチャップリン映画である。また、「カルメン」はこれまでで最もリメイクが多い作品として知られているメリメ作のあの作品であるが、1915年の時点で既に7度目の映画化であった。(当然、全てサイレント映画である。)但し、チャップリン映画であるため、シリアスな物語ではなく、コメディ作品としてアレンジされている。

作品データを記しておくと、時間は35分、白黒・サイレント作品である。原作はプロスペール・メリメ、監督と脚本はチャールズ・チャップリン、撮影はロリー・トザローである。そして出演は、チャールズ・チャップリン、エドナ・パーヴィアンス、レオ・ホワイト、ジョン・ランド、たちである。

いつもドジなことばかりしているドン・ホセは、酒場で働くちょっと太めのカルメンに恋をしたが...、ということで、物語としては「カルメン」に準じているが、チャップリン流のギャグをふんだんに取り入れている。特に、クライマックスの、ドン・ホセがカルメンを刺す所は、チャップリンならではということになっている。

時間的には短いこともあって、物語としては「カルメン」の骨組みになる部分だけということになっているが、流石はチャップリンということを感じさせるように構成している。機会があれば、見ることをお薦めする1本である。

また、本作はまもなく製作から100年という歳月が経過しようということになるが、当時(日本では大正時代である。)の映画を知るということでも貴重な資料と言うことになるだけに、作品を楽しむこと以外でも見られる機会があれば見ておくべき作品である。

 


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