CON FUNK SHUN『CANDY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1979年に発表された彼らの5枚目のスタジオ・アルバムである。'70'sにはR&B、ソウルの世界からファンキーなサウンドのグループがいくつか飛び出して時代をリードすることになったが、彼らはそういうグループの影響を受けて中期は母のヒットを放ち続けたファンキーなバンドである。(ただ、あくまでもR&Bチャートを賑わせただけだったこともあって、今一つ知名度は無いですが...)本アルバムは、'80'sを迎える手前にスマッシュ・ヒットとなったアルバムであって、前年発表の前作の勢いを持って発表されたアルバムであって、彼らの全盛期の作品である。ちなみに本アルバムのチャート成績は、Billboardで最高位46位、R&Bチャートでは最高位7位を記録している。
収録曲は以下の全8曲である。『Fire When Ready』『Chase Me』『Not Ready』『Da Lady』『Candy』『(Let Me Put) Love On Your Mind』『Main Slice』『Images』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。但し、いずれもがBillboardのHOT 100にはランクインせず、R&Bチャートを賑わせただけである。1st.シングルの『Chase Me』はR&Bチャートで最高位4位、2nd.シングルの『(Let Me Put) Love On Your Mind』は同チャートで24位、3rd.シングルの『Da Lady』は同チャートで60位を記録している。
お薦め曲はシングル曲の『Chase Me』『(Let Me Put) Love On Your Mind』『Da Lady』の3曲と、アルバム・タイトル・ナンバーの『Candy』をピックアップしておく。
ノリが良いファンキーなサウンドをたっぷりと聴かせているが、やはり'70'sらしいソウル系のファンキー・ミュージックである。'80'sを目前にして、新しい時代に向けたサウンドではなく、'70'sの集大成であり、それを引っ張ったサウンドであることから、大ヒットというレベルの手前に留まったが、'70'sを締めくくるには'70'sらしいサウンドだったことで、時流には合っていたと言って良いですね。
尚、現在では、本アルバムは彼らの最大のヒット・シングルを生んだ前作と「2 in 1」になってリリースされているため、そちらがお買い得である。(本アルバム単体では35分弱ということで、時間的に短いと言うことが不満点となるが、この「時間が短い」ということが幸いしての「2 in 1」であるだけに、何が幸いするのか、ということになったのですが...)
↓前作と「2 in 1」はこちら
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