CHILD'S PLAY(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1988年のアメリカ映画「チャイルド・プレイ」である。日本での劇場公開は1989年5月であった。現在まで全5作が製作されている人気のホラー・シリーズの第1作である。低予算作品の1つであったこともあって、シリーズ化され、しかも5作もというのは、本作の公開当時は考えられないことでした。
作品データを記しておくと、時間は88分、原案はドン・マンシーニ、監督はトム・ホランド、脚本はドン・マンシーニ、ジョン・ラフィア、トム・ホランドの3人、撮影はビル・バトラー、音楽はジョー・レンゼッティである。そして出演は、キャサリン・ヒックス、クリス・サランドン、アレックス・ヴィンセント、ブラッド・ドゥーリフ、ダイナ・マノフ、ジャック・コーヴィン、トミー・スワードロー、ニール・ガントリ、アラン・ワイルダー、たちである。
冬のある日、連続殺人鬼・チャールズ・リー・レイは刑事のマイクに追いつめられて、おもちゃ屋に逃げ込んだ。そしてその場で射殺された。か、息絶える直前に、側にあった人形を握りしめて、呪いの呪文を唱えた。で、稲妻がチャールズの身体を襲い、店は爆発した。それから数日後、6歳の誕生日を迎える息子・アンディのために、カレンは、誕生日プレゼントとしてある人形を行商人から買った。が、その人形はチャールズ・リー・レイと名乗り、それ以後、カレンの周囲では奇怪な事件が相次ぐようになり、カレンの親友・マギーが転落死した。実は、その人形は、チャールズの悪の魂が込められた人形だった。マギーの事件を担当したのがマイクであり、3人は真相を知って人形を退治しようとする。しかし、人形は3人の先手を打って襲ってくるということで、カレンたちは窮地に追いつめられる。が、アンディの機転が窮地を脱することになって、3人は人形を退治した...
シリーズ化されて作品が進んでいくにつれて、人形のチャッキーはモンスター化していくことになるが、本作ではまだモンスターという印象は薄く、どちらかというとオカルト映画と言った方が良い。また、低予算作品らしいところも随所に見られることもあって、B級作品といった雰囲気が強い。
そんな中、音楽の方は恐怖感も豊かに表現されていて、なかなかのものである。(とは言っても、大作の音楽というものではないですが...)
全ての点で本作は、大作というものでは無いが、絶対的に優れた所もないが、特に見劣りするような所も無く、全体的に上手くまとめられている作品である。(標準偏差が小さく、全ての点が平均点と言うことである。→悪く言うと、「可もなく不可もなし」ということになる。)
まあ、シリーズ化されることになったということは、十分に楽しめるところがあったということでもあるだけに、音楽を含めて接してみるのが宜しいかと...
収録曲は、オリジナル盤では全11曲であったが、現在では3曲のボーナス・トラックが追加収録された全14曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Opening Chase (Main Titles - CHILD'S PLAY)』『Maggie Gets It/Maggie Out The Window』『Chucky's Shoes/Just A Doll』『El Ride』『Batteries Included/Mamma Walk/Street Music』『Good Night A.H. / Mamma Visits』『Chucky Kills The Doctor』『Chucky Goes To The Hospital』『Batter Up / Chucky's Chant / This Is The End / Chuck Roast』『Chucky Goes To Pieces / Chuck In A Box』『Goodbye Chucky / CHILD'S PLAY- End Credits』(以下、ボーナス・トラック)『News Cast』『CHILD'S PLAY - End Credits』『The Chucky Song (Not used in film)』。
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