SSブログ

「THE COMANCHEROS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1961年のアメリカ映画「コマンチェロ」である。日本での劇場公開は1961年12月であった。「カサブランカ」で知られるM・カーティス監督、S・ホイットマンとJ・ウェインの共演による西部劇である。

作品データを記しておくと、時間は107分、原作はポール・I・ウェルマン、監督はマイケル・カーティス、脚本はジェームズ・エドワード・グラントとクレア・ハフェーカーの2人、撮影はウィリアム・H・クローシア、音楽はエルマー・バーンスタインである。そして出演は、スチュアート・ホイットマン、ジョン・ウェイン、リー・マーヴィン、イナ・バリン、ブルース・キャボット、ネーミア・パーソフ、マイケル・アンサラ、ハリー・ケリー・Jr.、ジャック・イーラム、たちである。

ニューオルリンズで違法とされている決闘をしたリグレットは、ミシシッピーの川船でテキサス警備隊の鬼大尉・カッターに捕らえられる。で、カッターはリグレットを警備隊本部に連行する野を急ぎ、荒野を横断していく。その途中で彼らは、インディアンに焼き払われた開拓集落にやってくる。そこで死体を埋める手伝いをした後、リグレットはカッターを殴り倒して逃走した。カッターは警備隊本部に戻り、ここのところ起こっているコマンチ・インディアンの暴動は、コマンチ族に武器を密売して私腹を肥やしている白人の強盗団・コマンチェロが原因と睨んだ。で、カッターは武器密売者に姿を変え調査を進めていく。そんな中、スイートウォーターの町で再びリグレットにめぐり逢ったカッターは、再びリグレットを逮捕した。連行してショーフィールドの農場まで来たカッターは、そこでコマンチ族の襲撃を受けた。が、リグレットの機転で何とか助かった。これによって不思議な友情が2人の間に芽生えることになり、2人は協力してコマンチェロを追うことにした。そして、銃器密売者として潜入することに成功したが、撃鉄を万一に備えて外しておいたことから正体を見抜かれ、私刑にかけられそうになる。そこを救ったのは、美しい黒髪の女性・パイラーだった。彼女はコマンチェロ団の首領の娘だった。というのは、パイラーはミシシッピーでリグレットを初めて見た時から彼に惹かれ、愛を燃やしていたのだった。で、パイラーの協力でカッターとリグレットはコマンチェロ団の武器を奪い、建物に火をつけ、壊滅させた。救援として警備隊が駆けつけると、カッターは、リグレットとパイラーを残して新しい任務に向かって行った。

最初は対立する立場にあった者が、途中から協力関係になって、悪を倒すという展開は良くあるパターンである。また、美女がそれに力を貸すというのも王道である。ということで、西部劇としては王道過ぎる作品であって、安心してみていられる作品である。が、王道過ぎて、逆に何も無いという所もありますが...

現在では西部劇は殆ど制作されないだけに、王道過ぎる西部劇というのもまた宜しいんじゃないですか...

 

コマンチェロ [DVD]

コマンチェロ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: DVD

コマンチェロ [DVD]

コマンチェロ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
コマンチェロ スタジオ・クラシック・シリーズ [DVD]

コマンチェロ スタジオ・クラシック・シリーズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。