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「無責任」(その2) [映画(邦画)]

今回は1962年7月に劇場公開されたシリーズ第1作についてです。

シリーズ第1作ニッポン無責任時代」(1962年)
作品データーを記しておくと、1962年の東宝作品で、時間は86分、監督は古沢憲吾、脚本は田波靖男と松木ひろしの2人、撮影は斎藤孝雄、美術は小川一男、音楽は神津善行である。そして出演は、植木等、重山規子、ハナ肇、久慈あさみ、峰健二、清水元、藤山陽子、田崎潤、谷啓、安田伸、犬塚弘、石橋エータロー、櫻井千里、松村達雄、由利徹、中島そのみ、団令子、中北千枝子、稲垣隆、田武謙三、人見明、小川安三、清水由記、岡豊、荒木保夫、記平佳枝、門脇三郎、宮田羊容、井上大助、土屋詩朗、出雲八重子、峯丘ひろみ、丘照美、宮川澄江、杉浦千恵、田辺和佳子、谷和子、寺沢広美、原紀世子、吉田静司、大内ヨシオ、朽名章宣、康本佳男、堤康久、たちである。

平均(たいら・ひとし)は口八丁手八丁という男であった。ある日彼はバー・マドリッドで、太平洋酒乗っ取り話を小耳に挟む。で、太平洋酒の氏家社長に同郷の先輩の名を持ち出して、総務部勤務になり、大株主・富山商事の社長を買収するという仕事に没頭することになる。で、小切手一枚でこれは見事に成功した。更に、新橋芸者のまん丸も彼の凄腕にイチコロで、係長に昇進とあいなった。が、良いことは続かず、乗っ取り男の黒田有人が富山商事の持株を手に入れたと判ると、あっさりと傷心話は消えてしまった。黒田の黒幕は、山海食品社長・大島だあり、彼の娘・洋子はつきあっていた氏家孝作と駈け落ちをしてしまった。新社長就任パーテーで黒田に会った平均は、余興と宴会のとりもちの巧さから、渉外部長に返り咲いた。そんな中、黒田が大島の娘・洋子との結婚話を切り出し、大島は氏家孝作という相手がいることが分かる。そんな中、平均は、太平洋酒の商売仇の北海物産からホップを買いつけるという次の仕事に取り組んでいた。で、北海物産の石狩社長を桃色フィルムとお座敷ヌードで攻略して買い付けが成功したと思われたが、そのやり方と、公金横流し、御乱行がバレてクビになってしまった。しかし、平均は、洋子の縁談のことで大島と黒田が頭を痛めていると知ると、洋子の居場所をタネにして、氏家社長の復職を迫った。で、その作戦が成功し、氏家家と大島家の結婚が決まり、平均は北海物産の新社長の座を手に入れたのだった。

時代を感じる物語と展開であるが、何でも右肩上がりで成長していた良き時代の作品であって、笑って楽しめる作品である。(現代だったら、途中で間違いなくクビになり、逮捕されていて…ということに成るのも確実でしょうし...)細かいことは考えずに、笑って楽しみましょう。

 

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