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ケータイ刑事銭形海26話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形海」の第26話(2nd.13話)「さよなら五代さん! ~恐怖の神経ガス殺人事件」の裏ネタ編・増補の8回目となる今回は、伊倉が狙ったのはこれだったということから「機密費」について、動機としてこれを求めていたということで「理想」、これを肥やすことは否定した「私腹」について、これを口にして怒っていたことから「駄洒落」について、そのネタである「イクラ」について記します。尚、「イクラ」は「・13話[裏ネタ編]PART 7」で、「駄洒落」は「・13話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/9/28付です。

機密費」:国家が政治上、または軍事上の最も大切な秘密の事柄に使用される経費、費用のことである。(個人では「秘密」にあることが、公の立場である国では「機密」と言い、それの費用である。)

日本では、「内閣官房報償費」(「内閣官房機密費」)が国政の運営上必要な経費として予算が確保されていて、内閣総務官が所掌する。基本的にこれは非公開であり、その使途は基本的に明らかにされない。また、この経費は領収書は不要であり、会計検査院の監査からも免除される。ただ、ある程度の金額(年間で国家予算で数十億円に達する。)が予算に計上されており、それが不透明な支出とされていて、裏金にプールされていたり、横領されていたりしていたことが問題になっている。(ただ、「必要悪」という意見もある。)

英語では「Secret Expenses」、ドイツ語では「Geheime Ausgaben」、フランス語では「Dépenses Secrètes」、イタリア語では「Spese Segrete」、スペイン語では「Gastos Confidenciales」、ポルトガル語では「Despesas Secretas」、中国語では「機密費」と言う。

私腹」:自分の腹、懐のこと、そこから転じて、「自分の利益」のこと、「私利」のことを指す。基本的にはこれは悪意を持って、不正な手段で蓄財されたもののことを言う。(努力して、正当な形で得た個人的な利益については「私腹」とは言わない。)また、これを増やすことを「私腹を肥やす」と言う。

英語では「Personal Advantage」、ドイツ語では「Persönlicher Vorteil」、フランス語では「Avantage Personnel」、イタリア語では「Vantaggio Personale」、スペイン語では「Ventaja Personal」、ポルトガル語では「Vantagem Pessoal」、中国語では「私囊」と言う。

理想」:行為、性質、状態などに関して、考え得る採光の状態のことを言う。これは、現時点では存在していないが、これから築き上げようとする現実を作る上での行為の目的とされるものでもある。(達成目標ということになる。)

尚、達成目標ということでは、創意工夫で実現可能なレベルのものと、例えどうやっても実現不可能なものとに分けられる。特に、学問の世界では、論理構築の上では「理想体」というものを定義して論理づけていくことが多い。(例えば、現実的には摩擦、発熱などの損失があるが、「理想」としてはそれらがゼロであるとして考えていくことになる。)また、実現不可能な目標であれば、それは「空想」と呼ばれることもある。

英語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語では「Ideal」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Idéal」、イタリア語では「Ideale」、中国語では「理想」と言う。

イクラ」:サケやマスの卵を塩漬けにした食品のことである。尚、「筋子(すじこ)」は卵巣に入ったままの状態の卵であるが、「イクラ」は卵巣から取り出してバラバラの状態にした卵のことを指す。そのため「バラ子」とも呼ばれることもある。

ロシア(シベリア)で一般的に食されていたものであって、それが大正時代に日本に伝えられたものである。当時、樺太の水産試験場が実験的に塩漬け食品として製造したことから、それが広く普及することになったものである。また、現在では、海藻エキスとサラダ油を原料とした人工イクラも作られていて、食感、見た目、味は本物のイクラに似ている。→回転寿司で使われている「イクラ」は大抵が人工イクラであるため、結構身近な所にもあります。(廻らないお寿司だと人工イクラではなく本物のイクラが多い。)

尚、ロシアではイクラ(鮭や鱒の卵の加工食品)のことを「赤いイクラ」、チョウザメの卵である「キャビア」のことを「黒いイクラ」と言い分ける場合もある。

英語では「Salmon Roe」、ドイツ語では「Lachsrogen」、フランス語では「Le roe de Saumon」、イタリア語では「L'uova di Pesce di Salmone」、スペイン語では「El Roe de Salmón」、ポルトガル語では「Ova de Salmão」と言うが、近年ではロシア語を元にした「Ikra」という言い方でも通じるようになっている。また、中国語では「鹽漬鮭魚子」と言う。

駄洒落」:言葉遊びの一つであり、同音異義語、または同音に近い全く別の言葉とを使った言葉を掛けたもののことを言う。広く言うと「洒落」の一つであるが、つまらないものという意味の「駄」が頭に付けられているのは、言葉遊びという言葉の文化を認めない立場の人たちから、つまらない洒落、不味い洒落という意味で、蔑視したような意味合いがあるためでもある。そのため、「つまらない洒落」「まずい洒落」という意味もある。

言葉は生きものであって、常に変化していくものであるため、ジェネレーション・ギャップがあって、感性や感覚が違うと、それを軽蔑した目で見る傾向がある。これが最も出ているのが「駄洒落」である。同年代の人の間であれば話が噛み合うが、世代が異なると話が噛み合わない場合はよくあることである。そのため、駄洒落に関しても世代によって全く感覚が違うということが見られ、'90'sになって団塊の世代と'60's生まれで'80'sに青春時代を過ごした「新人類」と呼ばれた世代間のカルチャーギャップから、「オヤジギャグ」と呼ばれるようにもなって、昔からあるものであるが、再び中根來されるようになったものが多数ある。現在では、その時の若い世代であった「新人類」と呼ばれた層が中年世代に差しかかり、若い世代とのギャップでまたまた注目されている。→ある程度の周期で世代間ギャップは繰り返し注目されていくことでしょうね。

で、特に「駄洒落」の中でも中高年世代が口にするものを「オヤジギャグ」呼ぶようになり、子供たちの若年世代が口にする「駄洒落」とは分けて呼ばれるようになっている。これに内容的につまらないものという意味が合わさり、「くだらない」「つまらない」という蔑視した意味合いのもの全体を現在では「オヤジギャグ」と呼ぶようになっている。

「ケータイ刑事」では銭形の相棒刑事はみんな駄洒落好きであったが、ちゃんも結構オヤジギャグが好きでしたね...

尚、英語では「Pun」(同音異義語による駄洒落のことを指していて、「オヤジギャグ」という意味合いの蔑視したような意味合いではない。)または「Poor Joke」と言い、ドイツ語では「Schlechter Witz」、フランス語では「Pauvre Plaisanterie」、イタリア語では「Scherzo Povero」、スペイン語では「Los Pobres Hablan en Broma」、ポルトガル語では「Piada Pobre」、中国語では「無聊的笑話」と言う。

尚、駄洒落はその言語ならではのものであるため、単語が異なる他言語に訳すると、同音異義語(同音に近いを含む)というニュアンスが消えてしまうので、何でもないものになってしまうのが一般的である。

 

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