因幡晃『GOLDEN☆BEST』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2008年にリリースされた「ゴールデン☆ベスト」シリーズのベスト盤である。ポプコン出身のシンガーソングライターで、世界歌謡祭でも入賞経験がある彼の、キャリアの浅い時期('80's中盤まで)の楽曲を集めたベスト盤である。(初期のシングルだけというものではなく、アルバム収録曲やライヴも収録されている。)
収録曲は以下の全17曲である。『わかって下さい』『別涙(わかれ)』『思いで…』『如月湖』『ライザミネリのように』『わかれまぎわ』『伝えたい』『死ぬことすらも』『愛のため』『青春の翳り』『きみはどこまで美しくなるのか』『夢物語 [Live]』『潮流(さだめ)』『帰郷』『紅さしゆび』『薄氷』『忍冬』。
彼の代表曲である『わかって下さい』や『きみはどこまで美しくなるのか』をはじめ、主だった曲は全て収録されているが、初期のシングルの全てが収録されている訳ではない。これは、1枚ものにしたため、彼のように長いキャリアがある人になると、どうしても時間的な制約が立ちはだかることになってしまう。(と言っても、本ベスト盤は、CDの上限にかなり近い約78分であるので、定評ある「ゴールデン☆ベスト」のベスト盤にラインナップされるだけの面目躍如と言ったところではありますが...)
内容的には、これぞという曲があるだけに、まあ、それなりに纏まっているベスト盤である。('70'sから'80's前半ということに絞られているが、これはこれで宜しいかと...)
尚、欲を言うとキリが無いが、他にも色々とベスト盤がリリースされている彼であるだけに、「ゴールデン☆ベスト」シリーズに名前を連ねるのであれば、最低でも2枚組として貰いたかったと思う所でもありますが...(但し、例え2枚組にしても、全シングルの収録は時間的に無理であるが、より充実したものにはなり得るし...)
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