伊勢正三『伊勢正三 ソロ・シングルス・プラス』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2010年にリリースされた彼自信の選曲によるベスト・アルバムである。ソロ・デビューして30年と言うことを記念しての企画である。「かぐや姫」と「風」の時代の曲もチョイスされていて、レーベルの垣根を超えている所がポイントの高いところである。また、イルカのカヴァーで大ヒットした『なごり雪』のオリジナルは彼であるが、それも選ばれているのは嬉しい所である。
収録曲は以下の全16曲である。『moonlight』『ポルトガル・キール -Portugal Keel-』『二人の周期』『汐風』『9月の島』『Heartbeat』『海辺のジャパニーズ・レストラン』『どこまでもSilent Night』『ほんの短い夏』『有り得ない偶然』『NEVER』『永遠のチャンネル』『新しい静けさ』『堤防のある町』『君と歩いた青春』『なごり雪』。
自身での選曲であるだけに、各曲に対する強い思い入れも伝わってくる。また、一部には初CD化という曲もあって、隠れていた曲が甦ったと言うことにもなって、嬉しい所である。特に、『なごり雪』はイルカのバージョンと、改めて聞き比べたくなるところである。
また、収録時間も約75分ということで、たっぷりと彼の歌に浸ることが出来るアルバムであり、かぐや姫、風、の時代の曲もあるだけに、是非、手元に置いておきたいベスト盤である。
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