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DAVE EDMUNDS『ROCKPILE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1972年に発表された彼のソロ・デビュー・アルバムである。'60'sはバンドを結成しては解散と言うことを繰り返し、LOVE SCULPTUREの解散後の1970年に発表したシングル『I Hear You Knocking』のヒットによってソロとして活動していくことになり、いくつかのシングルを発表した後、ようやく発表されたアルバムが本アルバムである。尚、チャート成績としては、アメリカで最高位212位を記録しただけであった。

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、2001年に再発された時に6曲のボーナス・トラックが追加されて全16曲になった。収録曲は以下の通りである。『Down Down Down』『I Hear You Knocking』『Hell Of A Pain』『It Ain't Easy』『The Promised Land』『Dance Dance Dance』『(I'm A) Lover Not A Fighter』『Egg Or The Hen』『Sweet Little Rock & Roller』『Outlaw Blues』。(以下、ボーナス・トラック)『I Hear You Knocking (Single Mix)』『Black Bill』『I'm Coming Home』『Country Roll』『Blue Monday』『I'll Get Along』。

この中からシングル・カットされたのは、1970年のソロ・シングルの『I Hear You Knocking』がイギリスで1位、カナダで3位、アメリカと豪州で4位を記録し、1971年のBillboard年間シングル・チャートでは81位にランクインしている。そして、この後、2曲のシングルを挟み、本アルバムからは『The Promised Land』がシングル・カットされ、豪州で5位を記録している。尚、ボーナス・トラックの『I'm Coming Home』が『I Hear You Knocking』に続くシングルとしてはリリースされて、カナダで36位、アメリカで75位を記録、そして『Blue Monday』がアメリカで104位を記録している。

お薦め曲は、彼のソロ作品では最大のヒットになり、彼の代表曲となった『I Hear You Knocking』、シングル曲の『The Promised Land』、更に『Hell Of A Pain』、カヴァー曲である『Sweet Little Rock & Roller』と『Outlaw Blues』をピックアップしておく。

本アルバムは泥臭いロック・アルバムと言うことの出来るものであって、ブルース系やカントリー系のサウンドが中心になっている。そのため、後の彼のサウンドとは異なっていて、雰囲気が違っている。また、時代に乗ってと言うところもあって、ギターの方もスライドギターを中心にしているなど、後の彼のスタイルとは異なっている。が、それは彼スタイルがまだ確立していなかったということであって、こういうサウンドを経て彼のスタイルが確立することになるので、これはこれで宜しいかと。

尚、本アルバムではカヴァー曲も多く、それぞれオリジナルと聞き比べてみるのもまた面白い所である。また、当然のことながら、2001年の再発盤のボーナス・トラックが入った者にすると、たっぷりと楽しめるので、ぜひそちらをどうぞ...

 

Rockpile

Rockpile

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rockbeat Records
  • 発売日: 2011/05/31
  • メディア: CD


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