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「DEAD & BURIED」 [映画(洋画)]

表題の作品は1981年のアメリカ映画「ゾンゲリア」である。日本での劇場公開は1981年6月であった。ゾンビもののホラー作品であるが、全体の構成もよく、よく見られるゾンビ映画とは一線を画している傑作ホラーである。

作品データを記しておくと、時間は94分、原作はチェルシー・クィン・ヤーブロー、原案はアレックス・スターン、監督はゲイリー・A・シャーマン、脚本はロナルド・シャセットとダン・オバノンの2人、撮影はスティーヴ・ポスター、特殊メイクはスタン・ウィンストン、音楽はジョー・レンゼッティ、である。そして出演は、ジェームズ・ファレンティノ、メロディ・アンダーソン、ジャック・アルバートソン、デニス・レッドフィールド、ナンシー・ロック・ハウザー、リサ・ブロント、クリストファー・オールポート、ロバート・イングランド、マイケル・パタキ、たちである。

メキシコ湾に面したテキサスの小さな村・ボッターズ・ブラフ。秋のある日に、カメラマンが海辺で風景撮影している時に事件は起きた。突然美しい女が現われて彼を挑発する。男がシャッターを切ろうとした瞬間に、彼は何者かに襲われ、ガンリンをかけられ、その夜に保安官のダンによって車の中から黒焦げの姿で発見された。彼はまだ生存していて、ジョージ・レイモンというカメラマンということが分かった。翌晩、酔っ払った漁師が殺され、レイモンも殺された。更に村では奇怪な事件が続き、保安官のダンは交通事故に遭ってしまう。その事故で、車に残っていた人間の皮膚を調べると、その人物は3ヶ月前に死んだ人間のものだった。更に若いヒッチハイカーの娘が顔を潰されて殺された。ダンは小学校の先生をしている妻・ジャネットが、ブードゥー教と魔術に関する本を持っているのを見つけ、妻が事件に関与しているのではないかと疑問を持った。で、学校に行ってみると、生徒の中に行方不明になっている少年がいるのに気づく。やがて、村の検死官で葬儀屋をしているドップスが、身許不明の死体公示所で勝手に死体を使ったことで州の仕事を解雇されていたことが分かる。そしてドップスは、ジャネットは数年前に死んでいて、今いる彼女は、ドップスが修復したゾンビである、と告げた。しをっくを受けたダンは、さらに恐ろしいフィルムを見せられた。そのフィルムは、人間が残酷な方法で殺されるシーンの連続であり、ここのところ村で起こった奇怪な殺人事件の被害者たちも映っていた。そんな所にジャネットが現れ、墓に埋めて、と頼む。墓に言ったダンはそこでゾンビと化した村人たちの姿を目にした。そしてその中にはレイモンの姿もあった。が、まもなくダンは、自分もゾンビである事に気づいた。ボッターズ・ブラフの村人は全てがゾンビだった...

ゾンビ映画ということで、派手なシーンを色々と期待されてしまうが、本作はそういう派手なスプラッター映画とは違って、サスペンス性を高めた作品である。物語の方も、所々に粗はあるものの、しっかりと出来ていて、見せ場をクライマックスに集めて、一気に見せ、どんでん返しを持ってくると言うのは映画の醍醐味を味わえる所である。

ホラー映画であるが、それ以外の要素もしっかりとしており、傑作ホラーと言うべき作品である。サスペンスものがお好きな方も十分楽しめる作品である。

 

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