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DEF LEPPARD『ADRENALIZE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1992年に発表された彼らの5枚目のスタジオ・アルバムである。世界的なヒットとなった前作「HYSTERIA」から5年ぶり(正しくは4年8ヶ月弱)となった待望のアルバムである。チャート成績は、アメリカ、イギリス、カナダ、豪州、ニュージーランド、スイスで1位を獲得し、ノルウェーで2位、スウェーデンで5位、ドイツで8位、フィンランドで17位を記録している。また、Billboardでは5週連続1位を獲得し、1992年の年間アルバム・チャートでは15位にランクインしている。尚、チャート成績という数字では前作よりも上であるが、セールス数ということでは前作には遠く及ばなかったが、これもチャートは相対的なものということを象徴していますね。(ちなみに前作はアメリカだけで1200万枚を超えるセールスを記録したモンスター・アルバムでしたから...)

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であるが、日本盤には2曲のボーナス・トラックが追加されている。収録曲は以下の通りである。『Let's Get Rocked』『Heaven Is』『Make Love Like A Man』『Tonight』『White Lightning』『Stand Up (Kick Love Into Motion)』『Personal Property』『Have You Ever Needed Someone So Bad』『I Wanna Touch U』『Tear It Down』。(以下、日本盤のボーナス・トラック)『Miss You In A Heartbeat』『She's Too Tough』。

また、2009年には2枚組となるDELUXE EDITIONがリリースされている。DISC 1はオリジナルの10曲が収録されていて、ボーナス・ディスクとなるDISC 2の収録曲は以下の全12曲である。『Hysteria』『Photograph』『Pour Some Sugar On Me』『Let's Get Rocked』『You Can't Always Get What You Want』『Little Wing (With Hothouse Flowers)』『Tonight (Version 2 - Demo Version)』『Now I'm Here (Live)』『Two Steps Behind (Acoustic)』『Tonight (Acoustic - Sun Studios Version)』『Too Late For Love (Live)』『Women (Live)』。

この中からシングル・カットされたのは全部で6曲ということになる。1st.シングルの『Let's Get Rocked』が最大のヒット・シングルとなって、イギリスで2位、カナダとスイスで3位、アイルランドと豪州で4位、ニュージーランドで7位、アメリカで15位、スウェーデンで18位、ドイツで22位を記録している。2nd.シングルの『Make Love Like A Man』はイギリスで12位、アイルランドで10位、カナダで23位、豪州で29位、アメリカで36位など記録した。3rd.シングルの『Have You Ever Needed Someone So Bad』はカナダで7位、アメリカで12位、イギリスで16位、アイルランドで24位、ニュージーランドで49位、豪州で51位を記録した。そして、アルバム未収録のライヴ曲(『Elected』)がシングルとしてリリースされたのを挟んで、『Stand Up (Kick Love Into Motion)』が北米での4枚目のシングルとしてリリースされてカナダで11位、アメリカで34位を記録した。欧州では『Heaven Is』がシングル・カットされて、イギリスで13位、アイルランドで24位を記録した。そして『Tonight』はイギリスで34位、カナダとアメリカでは(共に)62位を記録している。

お薦め曲はシングル曲の中から『Let's Get Rocked』『Make Love Like A Man』『Have You Ever Needed Someone So Bad』『Tonight』というところを、それ以外からは『Personal Property』と『Tear It Down』をピックアップしておく。

大ヒットした前作の後、ギターのS・クラークが亡くなったということで、果たしてどうなるのかと心配された本アルバムであるが、完成したということで大いに喜ばせてくれた。ただ、本アルバムには、酷評する意見も確かに多くあって、'90'sに突入した時期のアルバムとしては「?」と言う声もある。確かに前作の延長線上にあるサウンドである。が、このことは逆に、あの彼らが戻ってきた、ということを伝えていることでもあって、'80'sに彼らのサウンドを聴いていた者としては、'80'sが戻って来たということで、とても嬉しいことである。

ということで、'80'sサウンドということでも聴くことの出来るアルバムであり、また、彼らのキャリアの上でも新たな位置づけとなるアルバムであるだけに、必聴のアルバムである。(2009年に2枚組DELUXE EDITIONがリリースされたので、やはりそちらで楽しみましょう!)

 

Adrenalize

Adrenalize

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Island / Mercury
  • 発売日: 1992/03/31
  • メディア: CD

ADRENALIZE

ADRENALIZE

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本フォノグラム
  • 発売日: 1992/03/30
  • メディア: CD

アドレナライズ

アドレナライズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2011/12/21
  • メディア: CD

↓DELUXE EDITIONはこちら

Adrenalize (Bonus CD) (Dlx) (Dig) (Ocrd)

Adrenalize (Bonus CD) (Dlx) (Dig) (Ocrd)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Island / Mercury
  • 発売日: 2009/06/23
  • メディア: CD


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