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ケータイ刑事銭形海29話(3rd.3話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形海」の第29話(3rd.3話)「ザバーンザバーンは異国の香り! ~プリンセス暗殺計画」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、王女はこれだったということから「親日派」について、「日本通」について、日本のドラマを見ていたということから「水戸黄門」について、「大岡越前」について、「遠山の金さん」について記します。尚、「水戸黄門」は「・5話[裏ネタ編]PART 4」で「水戸のご老公」として、「遠山の金さん」は「・12話[裏ネタ編]PART 2」で「遠山金四郎」として記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/10/18付です。

親日派」:日本のことを好意的に思っている外国の国、及び外国人のことである。単に「親日」ということもある。また、人の場合では「親日家」ということもある。

但し、韓国と北朝鮮に於いては、少々意味が異なっていて、「売国奴」「反民族者」と見なされる。(日本を親しく思う人は「博日派」という。)これは、歴史的な経緯(20世紀初頭の朝鮮併合から太平洋戦争終結までの歴史のためである。)

また、日本の社会や文化に対して深い理解を持っている人の事は「知日派」と言うが、「知日派」は詳しく知っていても、日本のことを親しく思っていない人も含んでいる。(政治家で、対日政策の専門家であって、対日強硬派という人が正に該当することになる。)

英語では「Pro-Japanese」、ドイツ語では「Pro-Japanisch」、フランス語では「Pour-japonais」、イタリア語では「Il pro-giapponese」、スペイン語では「Pro-japonés」、ポルトガル語では「A favor de-japonês」、中国語では「親日派」と言う。

日本通」:「通」とは、ある物事に関して知り尽くしていること、または知り尽くしている人のことを言う。(頭に知り尽くしている事柄を記して「○○通」と言う。)その事柄に関しての玄人、専門家とみなされる。

「日本通」とは、日本のことを知り尽くしている人のことである。尚、「日本」についての事柄は多岐にわたっているが、その中でも特に日本文化に対して詳しければ「日本通」とされるが、それ以外の日本に関する特定の分野に詳しければ「日本通」とされる。また、この場合、日本人であるかないかということは関係ない。そのため、日本人であっても日本通で無い人がいたり、外国人でも日本通という人がいることになる。

また、これは「知日派」と同様に、日本に対して詳しい人であればよく、親日派で無くても日本に関することに精通していれば「日本通」とされる。(「知日派」の同義語であり、「親日家」であるとは限らない。)

英語では「Authority of Japan」、ドイツ語では「Autorität von Japan」、フランス語では「Autorité de Japon」、イタリア語では「Autorità del Giappone」、スペイン語では「Autoridad de Japón」、ポルトガル語では「Autoridade de Japão」、中国語では「日本通」と言う。

水戸黄門」:水戸藩の第2代藩主である水戸光圀(みと・みつくに)の別名であり、その名前で親しまれている。彼は、江戸幕府を開いた徳川家康の孫であって、1628年に水戸藩の初代藩主・徳川頼房の三男として生まれ、1701年に(数えの)73歳で亡くなっている。尚、水戸藩の第2代藩主となったのは1661年で、34歳の時であった。

名前に関して、「水戸光国」と表記されることもあるが、元服してから1679年(52歳の時)に改名するまでは「光国」という漢字を名前としていて、1679年に「光圀」に改名しているので、どちらも間違いではない。(但し、改名後、亡くなるまでの間は「光圀」という漢字を使用していたため、一般的には「光圀」と表記されている。)

藩主としては、文化事業に力を入れ、「大日本史」の編纂に着手したことで知られている。(但し、「大日本史」が完成したのは光圀の死後であって、水戸藩の事業として代々受け継がれていき、明治になった1901年に、約250年という時間がかかって完成した。)また、古典研究と文化財の保護という文化事業に力を入れ過ぎたことが、後の水戸藩の財政難の原因になったことも指摘されている。(藩の財政の1/3を「大日本史」に注ぎ込んだとされている。)また、寺社改革や殉死の禁止ということも行っている。

更に、快風丸という船を建造し、それに乗って蝦夷地の探検を行ったことでも知られている。更に晩年(5代将軍・綱吉の時代)には徳川家一門の長老として幕政に影響力を持った。

現在は「水戸黄門」として余りにも有名であるが、「水戸黄門」として有名になったのは江戸末期から明治になってからのことである。というのは、諸国を漫遊して世直しをするというあの物語が「水戸黄門漫遊記」として講談や歌舞伎の題材となり、それが人気を得たことで広く知られるようになったためである。尚、光圀は「大日本史」の編纂のために家臣を日本各地に派遣したと言われているが、自身が諸国漫遊の旅をしたという史実はない、とされている。但し、隠居したのが「西山荘」という事実も含まれている。(助さんと格さんは共に、モデルはいるが架空の人物である。そのモデルとなった佐々宗淳(佐々十竹(ささ・じっちく))、安積澹泊(あさか・たんぱく)が「大日本史」のために全国に史書を探求する旅を行い、その旅を元にして架空の漫遊旅行の物語として生まれたのが「水戸黄門漫遊記」である。)→フィクションが余りにも広く知られることになり、尾っぽや羽根が付いたということです。

また、雑学の知識として知っておいたらと思うエピソードとしては、彼は日本人として初めて「ラーメン」「餃子」「チーズ」「牛乳酒」「黒豆納豆」を食べた人物とされている。更に、新しい物好きという所を発揮していて、オランダ製の靴下(メリヤス足袋)を使用、ワインを愛飲した、朝鮮人参の育生とインコを育てている。

その水戸光圀を主人公とした「水戸黄門漫遊記」は何度も映画化されているが、テレビドラマとして、時代劇の代表的な作品となったのが「水戸黄門」である。(「水戸黄門漫遊記」のタイトルでもテレビドラマ化されている。)最初のテレビドラマは、テレビ黎明期の1954年である。

特に、1964年から1965年に放送された月形龍之介主演の「水戸黄門」が好評であり、その後、1969年からは東野英治郎主演の「水戸黄門」が時代劇の定番として大人気となった。東野英治郎は1983年まで美都小右衛門を演じ続け、その後、西村晃、佐野浅夫、石坂浩二、里見浩太朗が水戸黄門を受け継ぎ、2011年12月まで、休止期間もありながら、42年半の間に43部まで、1227回にわたって放送された。
また、1981年から1982年にかけては「まんが 水戸黄門」というタイトルでアニメ化もされている。

ちなみに、テレビでの「水戸黄門」で、黄門様を演じているのは、前述の6人の他にも、榎本健一、十朱久雄、花柳寛、3代目市川左團次、古川緑波、徳川夢声、4代目林家小染、12代目市川團十郎、間寛平、たちが演じている。

大岡越前」:江戸時代中期の幕臣で大名である大岡忠世家の当主・大岡忠相のことである。8代将軍・徳川吉宗の右腕として活躍した事で知られている。

1677年、旗本・大岡忠高の四男として生まれ、1686年に同族の旗本・大岡忠真(大岡忠右衛門)の養子となり、忠真の娘と婚約した。1687年5代将軍・綱吉に初めて御目見していて、以後、9代将軍・家重まで使えている。1700年に家督と遺領を継いで、忠世家3代当主となった。

6代将軍・家宣の時代である1712年に遠国奉行のひとつである山田奉行(伊勢奉行)に就任した。7代将軍・家継の時代の1716年に普請奉行となり、江戸の土木工事や屋敷割を指揮した。その後、8代将軍吉宗になり、1717年に江戸町奉行(南町奉行)となり、吉宗の重心として活躍する。1736年に寺社奉行となった。また、晩年の1748年には三河国西大平を領して、正式に大名となった。(町奉行から大名になったのは、彼のみである。)

1751年の吉宗死去の時には、彼は葬儀担当に加わっている。そして、吉宗の葬儀が最後の公務となって寺社奉行を辞職し、それからまもなく没した。

遠山金四郎と共に、江戸時代の名奉行として知られている彼を主役にしたドラマも製作されているが、彼を主役とした映画はない。

ドラマは1970年から1999年の間に15部まで、全402話(+スペシャル1回)が、「水戸黄門」の休止期間を中心に放送された。(一時期は「水戸黄門」と「大岡越前」とが交互に放送されていた。)

尚、大岡越前を演じたのは加藤剛である。

また、大岡越前が主役で無いドラマとしては、徳川吉宗が主役の「暴れん坊将軍」にレギュラー・キャラクターとして登場している。

遠山の金さん」:江戸時代の天保年間(1830年~1843年。天皇は仁孝天皇、江戸幕府の将軍は11代の徳川家斉と12代の徳川家慶の時代である。)に江戸の北町奉行として、その後南町奉行を務めた遠山金四郎(正式な名前は遠山金四郎景元(かげもと)である。)のことである。

生まれは1793年で、没したのは1855年である。明知遠山氏の分家の6代目であり、父は長崎奉行の遠山景晋である。幼名は通之進といい、1809年(文化6年)に父の通称であった金四郎を名乗るようになる。(結局、この名前が現在でも広くしられているということになる。)

1829年(文政12年)に父・景晋の隠居に伴って家督を相続した。そして後に勘定奉行を経て、1840年に北町奉行に就任する。そして天保の改革では南町奉行・矢部定謙と共に老中・水野忠邦や鳥居耀蔵と対立しながらも、改革に取り組んだ。しかし、後に鳥居の策謀によって矢部が罷免され、更に1843年には彼自身も北町奉行を罷免されて大目付となる。それから2年後に鳥居が失脚して、1845年に南町奉行に返り咲いた。(南町奉行としては1852年まで務めている。)

彼が有名になったのは、北町奉行の時に、芝居小屋を廃止しようとした水野たちに対して反対して、浅草猿若町への小屋移転を行うことに収めたことで、芝居関係者から崇められて、感謝の意味をこめて「遠山の金さん」を上演したことで、一般に広く知られるようになった。(当然、彼を賞賛する芝居であるため、遠山は正義の味方として描かれていて、水野や鳥居は悪役として描かれている。)そして、この芝居が後々にも受け継がれたことから、遠山の金さんは庶民の味方の良い町奉行、鳥居や水野は悪だくみをする腹黒い存在の悪というイメージが定着した。(南町奉行の鳥居は江戸の庶民の間では評判が悪かったのもまた事実である。)

金さんというと、「桜吹雪」の刺青がお馴染みであるが、歴史的には刺青を入れていたという確かな証拠は無い。しかし、若い頃に彫り物を入れたと言われていることから、刺青があったことは確かのようである。しかし、ドラマのように肩から背中全体に入れていたかどうかまでは分かっておらず、「右腕のみ」「左腕の一部」という説から、「桜の花びら1枚だけ」「背中に女の生首」という説がある。その一方で、「全身にくまなく入れていた」という説もある。(当然、全く入れていなかったという説もある。)→芝居として上演され続けることで、誇張されていったということもあり得ますし...

名奉行としては、彼と「大岡越前」の名前で知られている大岡忠相の2人が有名であるが、彼は将軍・徳川家慶から、その裁きぶりを賞賛されていて、実際、「奉行の模範」と讃えられている。奉行としての能力は実際高かった。

ドラマの「遠山の金さん」はその遠山金四郎景元を主人公とした時代劇である。フィクションで誇張された部分もある。(記録としてはドラマのような名裁きを残したという記録はない。→事実とフィクションが複雑に絡み合って、ドラマでの遠山の金さんのイメージが膨らんだと言うことである。)

映画としても何本か製作されており、テレビドラマとしては1957年に最初裸製作されている。但し、「遠山の金さん」というタイトルでは無く、「金四郎江戸桜」(坂東好太郎主演)であった。その後、「遠山の金さん捕物帳」「講談ドラマ 遠山の金さん」などのタイトルでドラマ化されていて、1967年に市川新之助の主演で初めて「遠山の金さん」のタイトルが登場している。その後、「遠山の金さん捕物帳」「ご存知遠山の金さん」「ご存じ金さん捕物帳」というタイトルがあって、鍵鐐太郎主演の「遠山の金さん」、高橋英樹主演の「遠山の金さん」が製作され、松方弘樹主演のシリーズは「名奉行 遠山の金さん」のタイトルでスタートし、終盤は「金さんVS女ねずみ」のタイトルになった。最近では松平健主演の「遠山の金さん」がある。

 

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