宇徳敬子『砂時計』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1994年10月に発表された彼女のソロ・デビュー・アルバムである。B.B.クイーンズのメンバーとして、更にMi-Keとして活動していた彼女が遂にソロに転向して発表したのが本アルバムである。と言うこともあって、ソロ・デビュー前にある程度名前が通っていたこともあって、本アルバムはオリコンで初登場1位を記録している。(彼女のアルバムでは最大のヒットになった。)
収録曲は以下の全10曲である『夏の日の恋』『きれいだと言ってくれた』『まぶしい人』『どこまでもずっと』『蒼い時刻』『愛さずにはいられない』『ファーラウェイ』『坂道』『グッドバイ・モーニング』『あなたの夢の中そっと忍び込みたい』。
この中からシングル・カットされたのは4曲である。アルバムよりも2ヶ月先行してリリースされたソロ・デビュー・シングルの『あなたの夢の中そっと忍び込みたい』はオリコンで最高位17位を記録している。2nd.シングルの『まぶしい人』は最高位14位を記録するヒットになった。3rd.シングルの『愛さずにはいられない』は最高位10位を記録、4th.シングルの『どこまでもずっと』は最高位25位を記録している。尚、これらの4曲はいずれもが何かとタイアップされていて、CMソング、イメージ・ソングとして使われている。
お薦め曲は、誰もが何処かで耳にしたことがあるであろう曲(=シングル/タイアップ曲)の『あなたの夢の中そっと忍び込みたい』『まぶしい人』『愛さずにはいられない』『どこまでもずっと』と、『夏の日の恋』『ファーラウェイ』をピックアップしておく。
とても優しいメロディと、彼女の透き通ったボーカルとが相まって、心地良さを与えてくれる。全体的にはゆったりとしていて派手な所は少ないのだが、それが安心して聴いていられることに繋がっている。じっくりと聴き込みたいアルバムである。
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