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ケータイ刑事銭形愛16話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形愛・裏ネタ編」の増補は第16話の「小学生検事VS銭形愛 ~文芸評論家殺人事件」に突入です。(以前にPART 4まで記しているので、PART 5からということになります。)で、今回はサブタイトルにある言葉から「小学生」について、「検事」について、「文芸」について、「評論家」について、そして「文芸評論家」としても記します。尚、「小学生」と「検事」は「・11話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/5/4、6、7、9付です。

小学生」:初等教育を行う小学校に籍を置いている児童(日本の法律ではこのように呼ぶ。尚、幼稚園児は「幼児」、中学生と高校生は「生徒」、短大を含む大学生、大学院生、及び高専生は「学生」と呼ぶ。)のことである。尚、ここで言う「小学校」とは、初等教育を行う学校であって、英語では「Elementary School」と呼ばれている学校のことである。(日本では、1872年の学制によって制定されてスタートした学校である。但し、当時は「尋常小学校」と呼ばれ、第二次大戦中には「国民学校」という名称になり、戦後になって「小学校」と呼ばれるようになった。)

小学校の教育は学校教育法によって定められた義務教育であり、就学率はほぼ100%である。「ほぼ」というのは、病気などのために就学できない児童が僅かにいるためであって、100%ではないためである。が、未就学児童は絶対数が少なく、0%に近いため、就学率は「ほぼ100%」ということになる。

日本では初等教育を行う小学校は6年間であるため、基本的に小学生という期間は6年間である。(長期病欠があれば、長くなる場合もある。)また、国によっては初等教育機関がより長い国、または短い国もあるので、それらの国では「小学生」である期間は6年間よりも長く場合や短い場合がある。(その後、中等教育の学校に進学することになるのは日本と同じである。)

英語では「Pupil」と言うが、この単語はアメリカでは「小学生」のことを指しているが、イギリスでは「小学生」だけでなく「中学生」「高校生」も含んでいる。また、それらとは別に、「Schoolchild」という言い方もある。またドイツ語では「Primäres Schulkind」、フランス語では「Écolier Fondamental」、イタリア語では「Bambino in età Scolastica Primario」、スペイン語では「Schoolchild Primario」、ポルトガル語では「Schoolchild Primário」、中国語では「小學生」と言う。

検事」:「検察官」のこと、または「検察官」の役職の一つである。この職業の人は「検察官」であるが、一般には「検事」と呼ばれている。(昔は「検察官」の事を「検事」と言ったため、現在の「検察官」の旧称と言うことにもなる。)

刑事事件に於いて、捜査を行い、裁判所に公訴を提起して法の正当な適用を請求し、更に裁判の執行を監督する権限を持つ国家機関・検察庁、若しくはそこで職務を行う人のことである。国の機関に属することになるため、検事の身分は国家公務員ということになる。

規定は検察庁法によって定められている。役職としては、上から順に、検事総長、次長検事、検事長、検事、副検事の5つの役職がある。(尚、この中の「検事」は検事一級と検事二級とに分類される。)また、職名では、検事正、次席検事、上席検察官の3つがある。

基本的に、刑事事件についての公訴を行うのが仕事であるが、経済事件や政治家の汚職などの捜査も行うことがある。尚、事件の捜査を行うと言うことでは警察と同じ所があるが、警察関係者と違う所は、警察には犯罪の予防及び鎮圧するための権限が与えられているが、検事にはそれらの権限は与えられていないという所である。よって、検察官は拳銃の所持、職務質問などを行うことは出来ないことになっている。

日本以外の国でも、検事の役割は基本的に同じである。しかし、一部の国に於いては、警察官と同じ権限が与えられている場合もある。(例えば、田舎の保安官などの場合ではよくあることである。→人員が少ないことで「兼務」しているということでもある。)また、弁護士としての権限が与えられている所もある。

この物語に登場する多摩川ドイルの職階は「検事正」であるが、検事正は地方検察庁の長であり、検事一級である者が充てられる。(所属している地方検察庁とその管轄区域内にある区検察庁の職員の指揮監督を担う。)

多摩川ドイルは、警視庁に所属している銭形姉妹が関与した事件に絡んでいることから、ドイルは警視庁が管轄している東京都が管轄地域である東京地方検察庁に所属しているものと思われる。検事正であればその長ということになるが、現場に顔を出すということは滅多にないのが普通である。その検事正が自ら現場にやってくるというのは、普通で考えると、「超」が付くほどの重要事件と言うことが出来るが、「ケータイ刑事」に於いて多摩川ドイルが担当する事件って、そんなにも重要な事件とはとても思えない事件ですね。しかも、わざわざ検事正が現場に出てくる必要性は全くないと思われる事件でもある。ということは、よっぽど暇ということなんですかね...(が、検事が暇ということは、事件が無くて平和ということの証でもあるので、決して悪いことではないのですが...)→ただ、それを言うと、「警視正/警視」という銭形姉妹が現場で事件の捜査を行うというのも同様なんですけどね...ということから、一応、「現場を知る」ということで現場に顔を出しているのだと考えることにしておきます。

英語では「Prosecutor」、ドイツ語では「Amtsanwalt」、フランス語では「Procureur Public」、イタリア語では「Accusatore Pubblico」、スペイン語では「Fiscal」、ポルトガル語では「Promotor Público」、中国語では「檢察官」と言う。

文芸」:文物と学芸、または芸術と学問のことである。これは基本的に言語を用いて作られたものである。そのため、「文学」と呼ばれることもあるが、これには「学問」が含まれないことになるため、不十分である。また、全てが文字として書き表すことが出来るものであるが、無文字文化(口承文芸、伝承文芸、歌謡文芸などが該当する。)も含まれる。

ただ、世間的には「文学」と同義と認識されている。

英語では「Literary Arts」、ドイツ語では「Literarische Künste」、フランス語では「Arts Littéraires」、イタリア語では「Arti Letterarie」、スペイン語では「Artes Literarias」、ポルトガル語では「Artes Literárias」、中国語では「文藝」と言う。

評論家」:評論することを職業としている人のことである。対象となるものは様々で、多岐にわたっているが、それらの中でも特定の分野について、その分野の専門家として評論を行うことになる。そのため、その道の専門家ということにもなる。

または、「評論する人」と言う意味から転じて、自分では実行しないで、人のことを色々と論ずる人のことを「評論家」と言うこともある。→この意味では、誰でもが「評論家」と言っても差し障りないですね。実際、現代は「一億総評論家」と言う言葉も定着している。

英語では「Commentator」、ドイツ語では「Kommentator」、フランス語では「Commentateur」、イタリア語では「Commentatore」、スペイン語では「Comentarista」、ポルトガル語では「Comentarista」、中国語では「評論家」と言う。

文芸評論家」:文芸を対象として、その評論を行うことを業としている人のことである。ただ、ここで言う「文芸」と言うのは、「文学」ということで、本来の意味の「文芸」(「文物と学芸」または「芸術と学問」)という意味ではない。ということで、実質的には「文学評論家」と言ってもよく、そのため「書籍評論家」と呼ばれることもある。ただ、「文芸評論家」と呼ばれる人たちは、文学自体の研究なども行っていて、研究対象はより広い。(例えば、その作家の人生を論じたり、作品の背景にあるもの、更には文学史などにまで広がる。)→「書籍評論家」であれば、せいぜい、その作者についてまでで、作品論が中心というのが一般的である。

また、本を読んでの感想というのも、広義では「書籍評論」ということになる。近年のブログに書かれる書籍についての感想を記した記事というのも、広義では「書籍評論」ということになる。とは言っても、「面白かった」とか「つまらなかった」というだけであれば、広義では「書籍評論」であるものの、所詮は「感想文」でしかない。そんな中、論評と呼ぶことの出来る感想を記している人も中には存在する。レベルについて問わなければ、「書籍評論家」には誰でも簡単になれるという所である。が、「文芸評論」を行うには、それなりの研究、知識が必要である。

文芸評論の歴史は古く、紀元前4世紀にアリストテレスが同時代の作品についての評論を記したのが最初の文芸評論とされている。その後、書籍が出ると、何らかの形で文芸評論は行われていて、現代までそれが続いている。

日本でも、明治になってから新しい文学の概念が生まれると、直ぐに評論が行われるようになり、同時に文芸評論家と呼ばれる人が現れている。坪内逍遥、森鴎外という名前が日本に於ける文芸評論家の祖という存在になっている。

英語では「Literary Critic」、ドイツ語では「Literarischer Kritiker」、フランス語では「Critique Littéraire」、イタリア語では「Critico Letterario」、スペイン語では「Crítico Literario」、ポルトガル語では「Crítico Literário」、中国語では「文藝評論家」と言う。

 

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