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「DINOSAURUS!」 [映画(洋画)]

表題の作品は1960年のアメリカ映画「最後の海底巨獣」である。日本での劇場公開は1965年1月であった。恐竜が現代に甦った、というSF作品であって、このジャンルでは古典に入る作品である。また、人形を使った特撮という'60's作品らしい所のある作品である。

作品データを記しておくと、時間は85分、原案はジャック・H・ハリス、監督はアーヴィン・ショーテス・イヤワース・Jr.、脚本はジーン・イヤワースとダン・E・ワイズバードの2人、撮影はスタンリー・コルテス、音楽はロナルド・スタインである。そして出演は、ウォード・ラムゼイ、クリスティナ・ハンソン、グレッグ・マーテル、ポール・ルカザー、アラン・ロバーツ、フレッド・エンゲルバーグ、たちである。

カリブ海のある海底工事の現場で、ある日、技師のバードと恋人のベティは、生きたままの姿で冷凍された2匹の恐竜を発見した。で、海岸に引き上げられる。一方、島の顔役・ハカーは海岸で原始人の死体を発見し、それで一儲けすることを考えた。その夜、島は激しい雷雨に見舞われ、恐竜は落雷を受けて甦った。一匹は凶暴なティラノサウルス、もう一匹はおとなしいプロントサウルスだった。ティラノサウルスは早速暴れだして、見張小屋を破壊し、バスを襲い、島民たちを恐怖のどん底に叩き落とした。また、原始人の方も甦り、ベティの家に侵入した。この時、ハカーの養子・フリオはベティの家に遊びに来ていて、原始人と仲良くなり、甦ったプロントサウルスとも交流して仲良くなった。そんな中、バートとベティがティラノサウラスに襲われるが、原始人に助けられる。ティラノサウルスは森に逃げるが、そこでプロントサウルスと戦うことになり、プロントサウルスは倒された。そしてティラノサウルスはより凶暴になって暴れ回った。バートはティラノサウルスを退治しようとしてクレーン車で向かって行き、断崖から生みに突き落とし、ティラノサウルスは倒れたのだった...

2匹の恐竜が登場するが、善玉と悪玉がいるところ、悪玉の方が暴れ回ってパニックになるなど、娯楽作品として楽しめる要素はしっかりと詰まっている。ストーリー展開には少し強引なところもあるが、娯楽作品と言うことでは十分楽しめるレベルにある。

また、恐竜については人形を使っているが、こういう手法の作品は'50年代から'60年代には結構あったが、現在では殆ど無くなっただけに、ある意味では特撮の昔の技術に接することが出来る作品ということも出来る。特に、最近のCGてんこ盛りの映像と比べると、職人芸の世界ということで、全く違った雰囲気がある。そして、邦題の方も「最後の」というところが'60'sらしさを出しているところですね。

ということで、作品を楽しむだけでなく、古き良き時代の技術に接してみるのもよろしいかと...

 

最後の海底巨獣 DINOSAURUS! [DVD]

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