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ELSA LUNGHINI『ELSA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼女のデビュー・アルバムである。'80's終盤のフランスでVANESSA PARADISと人気を二分したティーンエイジ・シンガーである彼女の記念すべきアルバムである。(ちなみに、彼女の父は俳優のジョルジュ・ランギーニ、伯母は女優のマルレーヌ・ジョベール、従姉妹にエヴァ・グリーンがいる。)フランスでは最高位6位を記録する大ヒットになっている。ただ、あくまでもフランス国内だけでのヒットであって、フランスでは大人気となったが、周囲の国々では大きなヒットには成っていない。

収録曲は以下の全11曲である。『Mon Cadeau』『Sud-Africaine』『Un Roman d'Amitié (Friend Give Me A Reason)』『Jimmy Voyage』『Le Rôle De Sa Vie』『Jour De Neige』『Jamais Nous』『Quelque Chose Dans Mon Cœur』『Celui Qui Viendra』『À La Même Heure Dans Deux Ans』『Nostalgie Cinema』。

この中からシングル・カットされたのは6曲である。1st.シングル(デビュー・シングルではなく、通算では3枚目のシングルと言うことになる。)の『Quelque Chose Dans Mon Cœur』はフランスで2位を記録した。(デビュー・シングルが1位を獲得しているので、それに次ぐ大ヒットとなった。)続く『Un Roman d'Amitié』がフランスで1位を獲得、3rd.シングルの『Jour De Neige』は最高位2位、『À La Même Heure Dans Deux Ans』は7位、『Jamais Nous』は10位を記録している。6th.シングルとなった『Mon Cadeau』はチャートインしなかった。

お薦め曲はフランスで1位を獲得した『Un Roman d'Amitié』、2位を記録した『Quelque Chose Dans Mon Cœur』『Jour De Neige』、ヒット曲の『À La Même Heure Dans Deux Ans』と『Jamais Nous』というシングル・ヒットをした曲と、『Sud-Africaine』『Jimmy Voyage』をピックアップしておく。

日本ではそのわりに知られていないが、'80'sのフレンチ・ポップスを語る場合には、彼女の存在を外すことは出来ない。また、当時の欧州では、「ユーロビート」と呼ばれるダンス系ナンバーが盛り上がってきたこともあって、その当時のフレンチ・ポップスにも時々陽が当たることがあって、その時には彼女の名前は必ず出てくることになる。それだけに、'80'sサウンドをきくのであれば、頭の片隅に入れておきたいシンガーの一人である。

尚、彼女がフランス以外で余知られていないのは、国内志向が強く、あくまでもフランス語で歌い、英語などでは歌わず、海外進出しないためである。が、歌手としての実力、音楽的な事では、フランス国内では高く評価されているのは言うまでもない。

まあ、世界は広いと言うことでもありますね。時にはフレンチ・ポップスでも聴いてみましょう!

 

Elsa Lunghini

Elsa Lunghini

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mercury Import
  • 発売日: 2008/09/09
  • メディア: CD


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