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ケータイ刑事銭形愛17話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形愛」の17話「相手が必ず死ぬ女 ~お見合い殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の3回目となる今回は、ちゃんが五代さんのお見合いをチェックしていた時に使っていたものから「双眼鏡」について、「メモ」について、綾子は多くのこれに関係していたことから「保険金殺人」について、ちゃんはこれではないと主張した「偶然」について記します。尚、「双眼鏡」は「・26話[裏ネタ編]PART 5」で、「保険金殺人」は「・17話[裏ネタ編]PART 4」で、「偶然」は「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 11」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/5/10、12、13、14、16付です。

双眼鏡」:望遠鏡の一種であり、「双」という名前の通り、2個の望遠鏡の光軸を平行に並べて一組として、両眼で同時に遠景を拡大して見るための構成した光学機器のことである。「双眼鏡」は普通、両眼で対象物を見ることになるため、立体感を得ることが出来るのが望遠鏡との大きな違いである。(望遠鏡は、光学系は1つであるため、原理的に立体視が出来ない。)

双眼鏡は、倍率は2~6倍程度というのが一般的な数値であって、高倍率としても15倍ぐらいである。(拡大率が高いものでもせいぜい20倍である。)

その構成からいくつかの種類がある。構造が簡単なガリレオ式と呼ばれるものは、凸レンズの対物レンズと凹レンズの接眼レンズによって構成されたものであり、簡単な構造のために安価に出来るため、低倍率でありながら一般的となっている。(例えば、「オペラグラス」と呼ばれるものは殆どがこの方式を採用している。)

「オペラグラス」も双眼鏡の一種であるが、これを別にすると、最も使われている双眼鏡はポロプリズム式と呼ばれるものとなる。これは対物レンズと接眼レンズの両方に凸レンズを使用していて、その途中に複数の直角プリズムを設置したものである。この構成では容易に高倍率が得られることになり、また、大きな対物レンズを使用することが出来るため、明るい像を得ることが出来る。それ以外の方式では、ダハプリズム式と呼ばれるものがあって、これはポロプリズム式の複数の直角プリズムをルーフ・プリズムとしたものであり、ポロプリズム式よりも安価に構成することが出来る。

ところで、光学機器であるフィルム式のカメラが、現在ではデジタルカメラに置き換わっているが、光学機器である双眼鏡に置き換わるようなデジタル光学機器は現状では登場していない。カメラは像を残すための手段が必要であるが、双眼鏡や望遠鏡は、対象物を拡大した像が得られればいいだけなので、デジタル光学機器に置き換わる必要性が無いと言えばそれまでであるが、今のところは生き残っている数少ない機器でもある。(果たして、「双眼鏡」に置き換わるような機器が登場するでしょうかねぇ?)尚、デジカメで光学ズームを使えば、(低倍率の)望遠鏡という役割をすることが出来るが、立体視が出来る「双眼鏡」に変わるものは無い。(3D写真を撮影できるデジカメは登場しているが、立体視をそのまま再現していない。)

英語では「Binoculars」、ドイツ語では「Fernglas」、フランス語では「Jumelles」、イタリア語では「Binocoli」、スペイン語では「Gemelos」、ポルトガル語では「Binóculos」、中国語では「雙筒望遠鏡」と言う。

メモ」:「メモランダム(備忘録)」の略した言い方であって、忘れないように書き留めておくこと、またはその記録したこと、書き留めたもののことを言う。「覚え書き」「備忘録」「手控え」などと言うこともある。

手帳やノートなどに記すことから、一枚の小さな紙片に記すものまで、様々である。ノート状になったメモ用の紙の束のことを「メモ帳」と言うが、そのメモ帳の数を一枚ずつばらして使うということもよくあることである。(付箋紙(の束)を使うこともありますね。)また、当然のことであるが、一枚の紙(裏白と呼ばれる紙を含む)を使うこともある。

英語では「Memorandum」または「Memo」、ドイツ語では「Mitteilung」、フランス語では「Mémo」、イタリア語では「Promemoria」、スペイン語では「Memorándum」、ポルトガル語では「Memorando」、中国語では「筆記」と言う。

保険金殺人」:人の死亡、火災などの偶発的事故(保険事故)などによって生じる財産上の損失に備えて、その事故の脅威に対して一定の掛け金を支払い、その事故が起きた人に対して、その損害を補填することで保険金を支払う、という保険制度を悪用した犯罪であって、死亡保険を掛けた人を(故意に)殺害し、保険金を騙し取る、という殺人事件であり、詐欺事件でもある事件のことである。

保険金を騙し取る犯罪行為のことは「保険金詐欺」と言うが、保険金殺人もその保険金詐欺の一つである。(殺害しなくても、重度の障害を負わせるというものもある。また、物損の場合は損害を過大申告して、損害以上の利益を得ようとするのも立派な「保険金詐欺」ということになる。)

保険金詐欺は(契約者の)不正行為であるため、保険会社は保険金の支払いを拒否することが出来るので、保険金を貰えないことになり、詐欺罪で逮捕されることになる。(保険金殺人では、当然のことながら「殺人罪」でも逮捕されることになる。)

また、保険会社の方も、保険加入時に契約申し込み内容を吟味し、支払い時には独自に、または調査会社に委託して調査を行い、不正行為がないかをチェックする。また、保険金の額が一定金額以上になると、複数の保険会社に同様の契約が無いかを調査することもある。(保険金殺人となると、1社ではなく、多数の(死亡)保険を掛けるという傾向がありますから...)更に、子どもを対象とした保険では、犯罪を誘発しないように、保険金の上限額を低く抑える、というようなことが行われている。

但し、保険金詐欺のような正統な支払い拒否理由があれば良いが、不当な理由を付けて保険金の支払いを拒否する保険会社が社会問題になったこともありました。

これまでにも社会を騒がせた保険金殺人事件は色々あったが、特にマスコミ(テレビのワイドショーや週刊誌が騒いだ事件として)1981年から1982年に起こった「ロス疑惑」(「疑惑の銃弾」、「三浦(和義)事件」などと呼ばれることもある。)が特に有名である。尚、この事件は、裁判で一審は有罪、上級審で無罪(無罪が確定している。)という逆転判決が出ている。また、アメリカでも裁判となったが、その途中で被疑者死亡ということになった。

英語では「Insurance Murder」、ドイツ語では「Versicherungsmord」、フランス語では「Meurtre de l'Assurance」、イタリア語では「Assassinio di Assicurazione」、スペイン語では「El asesinato de Seguro」、ポルトガル語では「Assassinato de Seguro」、中国語では「保險金殺人」と言う。

偶然」:何の因果関係もなく、予期していない事象が起こることをいう。または、「たまたま」という副詞の意味もある。更にこの言葉は「必然」と対極にある言葉(反対語)でもある。

また、哲学の世界では、「必然(必然性)」という言葉の定義に応じて、その反対語として用いられる言葉として使われるため、様々な意味を持つことになる言葉でもある。その意味としては、「たまたま」「はからずも」「まぐれ」「出会い頭」という意味である。これらは、ある方向に進む因果関係に対して、それとは全く異なる方向を持つ別の因果関係が交錯している場合に、それぞれの因果関係は独立しているにも関わらず、2つの交錯する点で2つの事象が出くわすことが起こった場合のように、発生する確率の低い事象が起こったレアケースのことを指す。(「滅多に起こらないこと」が起こった場合に使われることが多い。)

また、数学の世界に於いては、確率論では「偶然」という概念が根底にあるものである。(例えば、サイコロを振って「1」が出るのも「6」が出るのも、その確率は同じであって、1/6の確率の偶然である。→イカサマ・サイコロで特定の目が出るように細工したサイコロでは、その特定の目が出ることが「必然」ということになるため、確率論は成立しないことになる。)

また、ギャンブルなどの賭事は、基本的に「偶然」によって結果が支配されているものである。(但し、胴元が儲かるような掛金の再配分率になっていますが...)宝くじもまた同様である。

英語では「Contingency」、ドイツ語では「Zufall」、フランス語では「Contingence」、イタリア語では「Contingenza」、スペイン語では「Contingencia」、ポルトガル語では「Contingência」、中国語では「偶然」と言う。

 

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