EPO『DOWN TOWN』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1980年3月に発表された彼女のデビュー・アルバムである。デビュー以前からセッション・ミュージシャンとしていくつかのレコーディングに参加していたこともあるだけに、一部では既に知られた存在になっていただけに、並の新人ではない所を見せているアルバムとなった。
収録曲は以下の全10曲である。『DOWN TOWN』『約束は雨の中』『クラクション』『日曜はベルが鳴る前に』『語愛』『ポップ・ミュージック|DOWN TOWN』『アスファルト・ひとり……』『言い訳はしないけど』『水平線追いかけて』『珈琲タイム』。
この中からシングル・カットされたのは『DOWN TOWN』であって、シングル/アルバムの同時リリースであった。言うまでも無く、シュガーベイブのカヴァーであるが、彼女以外にも数多くのシンガーがカヴァーしていて、スタンダード・ナンバーになっている曲でもある。ただ、彼女のバージョンは、某バラエティ番組で使われたこともあって、彼女の代表曲のようになっている。
お薦め曲は、やはり彼女の代表曲ということになったシュガーベイブのカヴァー曲の『DOWN TOWN』と、『約束は雨の中』『日曜はベルが鳴る前に』『珈琲タイム』という所をピックアップしておく。
全体的に、ポップで聴きやすいサウンドであって、のちに「J-POP」と呼ばれるようになる日本の音楽シーンの主流を行くようになる、明るく軽快なサウンドは、'80'sという新しい時代を迎えるのに相応しいものである。それだけに、'80'sサウンドを楽しむのであれば、しっかりとチェックしておきたいアルバムの1つである。
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