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「THE DOMINO PRINCIPLE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1976年のアメリカ映画「ドミノ・ターゲット」である。日本での劇場公開は1978年2月であった。ある組織の力を借りて脱獄した男が、その見返りとして暗殺を請け負うが、それを拒否したことから繰り広げられるサスペンス作品である。

作品データを記しておくと、時間は101分、原作と脚本はアダム・ケネディ、製作と監督はスタンリー・クレイマー、撮影はフレッド・J・コーネカンプとアーネスト・ラズロの2人、音楽はビリー・ゴールデンバーグである。そして出演は、ジーン・ハックマン、キャンディス・バーゲン、リチャード・ウィドマーク、イーライ・ウォラック、ミッキー・ルーニー、ケン・スウォフォード、ネヴァ・パターソン、エドワード・アルバート、ジェイ・ノヴェロ、たちである。

ベトナム戦争で数々の功績を挙げたロイは、殺人罪で20年の刑を受けてサン・クエンティン刑務所に収監され、5年が流れていた。そんなある日、ロイは所長に呼び出され、マービンという面会人と会う。彼はロイの過去の全てを知っていた。それ以後も毎日のようにロイに面会に来た。マービンが来られない日は、マービンの助手というロスが面会にやってきた。そしてマービンは、「我々に協力すれば脱獄させてやる」と持ちかけた。これにロイは「同房のスピベンタも出してくれ」と注文を付けた。翌日、ロイとスピベンタは脱獄に成功し、マービンたちに助けられた。が、スピベンタは待っていた男たちに殺された。ロイはサンフランシスコのアルホテルの一室に辿り着き、そこでリーザー将軍という男が待っていた。テレビのニュースでは、脱獄したロイがスピベンタを殺して逃走中、と報じていた。ロイはコスタ・リカに向かい、現地でマービンと再会し、恋人のエリーもいた。まもなく、ロイはロスに戻されて、リーザー将軍かせ20万ドルの報酬で、ある暗殺を行うように命じられるが、ロイはそれを拒否した。すると組織はエリーを誘拐した。仕方なく、ロイは命じられた仕事を行う。ロイはヘリコプターから狙撃を行うが、そのまま暗殺しても良いのか悩み、わざと外した。が、スナイパーは地上にもいて、ロイの銃弾は外れたが、地上にいたスナイパーがターゲットを仕留めた。が、そのスナイパーは死んだはずのスピベンタだった。一応、ターゲットが死んだことでロイはエリーを取り戻し、再びアメリカを離れた。マービンが車で送ってくれるが、火の車が爆発し、ロイは自分が狙われていることを悟った。数日後、エリーが車にはねられて死亡したが、これは組織に殺されたとロイは分かっていた。で、有金全てをつぎ込んで武器を購入し、いつ襲ってくるか分からない暗殺者に備えた。まもなくロスとスピベンタがやってきたが、ロイは2人を射殺した。が、組織は次のスナイパーを送り込んでくると分かっていた。そんなロイは海岸を歩いていると、ヘリコプターが背後から近づき、スナイパーが彼の頭を狙っていた...

なかなか面白い展開を見せる作品であるが、'70'sの作品には、本作と同様にかなり重い結末という作品が多ですね。結局、主人公のロイも組織に利用された使い捨てのコマの一つだったということであるが、なるほどですね。

ただ、劇中に登場する道具が、'70'sの時代では再先端のものであったが、現在から見たら、玩具のようなものでしかないなど、時代を感じるところである。それだけに、現代風にアレンジして、リメイクしても宜しいかと...

 

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