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遠藤賢司『niyago』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1970年4月に発表された彼のデビュー・アルバムである。独特の世界観を持ち、「純音楽」をキーワードにしている彼の記念すべき最初のアルバムである。尚、本アルバムには、現在の日本の音楽シーンに多大な影響を与える存在になっている細野晴臣、鈴木茂、松本隆が参加していることも注目である。(当時の3人は、はっぴいえんどとしてデビューする直前でアリ、ハッピーエンドに改名したばかりである。→更に「はっぴいえんど」に改名してデビューすることになる。)

収録曲は以下の全7曲である。『夜汽車のブルース』『ほんとだよ』『ただそれだけ』『君がほしい』『雨あがりのビル街(僕は待ちすぎてとても疲れてしまった)』『君のことすきだよ』『猫が眠っている、NIYAGO』。

この中からシングル・カットされたのは、本アルバムよりも1年以上前にリリースされた彼のデビュー・シングルの『ほんとだよ』と、本アルバムのリリースから2ヶ月五にシングル・カットされた彼の2nd.シングルとなる『夜汽車のブルース』の2曲である。
お薦め曲は、シングル曲の『ほんとだよ』と『夜汽車のブルース』、そして12分を超える超大作の『猫が眠っている、NIYAGO』をピックアップしておく。

何と言っても、彼のギターは聴き所満載である。しかも、若さもあって、ダイナミックであり、エネルギッシュであり、それでいて繊細なところもしっかりと出ている。そして、それに彼のボーカルが見事に融け合って、たっぷりと聴かせてくれている。

現在では、はっぴいえんどの3人が参加していることも大きく触れられることになっているが、彼のギターはそれに負けること無く、本アルバムの主役として輝きを放っている。

ということで、彼の音楽の原点でもあるだけに、じっくりと聴いておきたいアルバムである。

 

niyago

niyago

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: avex io
  • 発売日: 2002/09/11
  • メディア: CD

niyago(紙ジャケット仕様)

niyago(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: avex io
  • 発売日: 2005/03/16
  • メディア: CD
niyago(でかジャケ)

niyago(でかジャケ)

  • アーティスト: 遠藤賢司
  • 出版社/メーカー: avex io
  • 発売日: 2005/12/07
  • メディア: CD

niyago (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 鈴木茂,深沢由利子,細野晴臣,鈴木玲,松本隆
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1998/09/30
  • メディア: CD

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