ENGELBERT HUMPERDINCK『HIS GREATEST HITS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1974年にリリースされた彼のベスト・アルバムである。現在も現役シンガーとして活動を続けている彼は、これまで多数のアルバムを発表している(ベスト盤、ライヴ盤などを含めるとアルバムだけで100枚以上リリースされている。)が、本アルバムはその数多くのアルバムの中で唯一の1位を獲得したアルバムである。(TOP 10入りは何枚かある。)彼の代表曲である『Release Me』をはじめとする'60年代の大ヒット曲を中心に収録されていることもあって、発表当時、イギリスではアルバム・チャートで1位を獲得する大ヒットになって、チャート成績城はイギリスではキャリア・ハイとなった。尚、アメリカではBillboardで最高位103位を記録している。(アメリカでTOP 10入りを記録するアルバムも複数ある。)
収録曲は以下の全10曲である。『Release Me』『Quando Quando Quando』『Les Bicyclettes De Belsize』『Spanish Eyes』『Am I That Easy To Forget』『A Man Without Love』『There Goes My Everything』『The Way It Used To Be』『Winter World Of Love』『The Last Waltz』。
お薦め曲は、彼の代表曲である『Release Me』は別格であるが、大ヒットを記録した『The Last Waltz』をはじめ、初期の彼の大ヒット曲が詰まっているだけに、「全部がお薦め」である。何せ、その甘いマスクで歌うバラードは「キング・オブ・ロマンス」と呼ばれて大人気を獲得したものですからね...
尚、彼の代表曲である『Release Me』は、1967年に発表した彼のアルバム・タイトルでもあり、そのアルバム・タイトル・ナンバーとして大ヒットしたが、このタイトルの数多くのベスト盤もリリースされている。そして、そういうベスト盤の中には、本アルバム以上に彼間ヒット曲を収録した(1枚ものの)ベスト盤もリリースされている。そのため、本ベスト盤は、現在ではお買い損ということになってしまうが、リリース当時に全英No.1アルバムとなっただけに、別の意味で本ベスト盤には存在価値があるのは言うまでも無い。
ということで、本アルバムは、現在ではコレクター向けと言った方が良いものと言える。が、だからといって収録されている曲が光を失った訳ではない。音楽を楽しむと言うよりはコレクターとしての評価を上げるアルバムになっているが、こういうアルバムをライブラリーにあると、それはそれで(自己満足という部分もあるが)良いんじゃないですか...(尚、彼のボーカルをじっくりと聴くためというのであれば、収録曲数の多い他のベスト盤を先に選ぶべきです。)
↓他のベストアルバムをいくつか...
Release Me-the Very Best of Engelbert Humperdinck
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Decca
- 発売日: 2012/05/22
- メディア: CD
ラスト・ワルツ~エンゲルベルト・フンパーティング・ベスト・セレクション
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2009/06/03
- メディア: CD
ラスト・ワルツ/ベスト・オブ・エンゲルベルト・フンパーディンク
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: CD
リリース・ミー~エンゲルベルト・フンパーティング・セレクション
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2002/03/27
- メディア: CD
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