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「DOWNHILL RACER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1969年のアメリカ映画「白銀のレーサー」である。日本での劇場公開は1970年1月であった。あるスキー・レーサーの栄光を掴むまでの軌跡を描いたオークレイ・ホールの小説の映画化作品である。キャストも豪華で、スキーシーンとその景気など、見所もたっぷりとある作品である。

作品データを記しておくと、時間は102分、原作はオークレイ・ホール、監督はマイケル・リッチー、脚本はジェームズ・ソルター、撮影はブライアン・プロビン、音楽はケニヨン・ホプキンスである。そして出演は、ロバート・レッドフォード、ジーン・ハックマン、カミラ・スパーヴ、カール・ミカエル・フォーグラー、ダブニー・コールマン、ジム・マクマラン、たちである。

アルペン競技に参加しているアメリカ・チームは、トップ・レーサーが負傷したため、若い2人の新人選手をチームに加えた。その2人はデーヴィッド・チャペレットとジョニー・クリーチという選手だった。とくデーヴィッドはコロラド育ちでタフなこともあって、コーチも大きな期待を掛けていた。で、新メンバーを加えた形でヨーロッパ各地を転戦していくが、チームの成績はさっぱりだった。翌年、再び冬のアルプスでのレースに参加したデーヴィッドは、キッツビューエルのハーネンカム2マイル・レースで、欧州の強豪たちを抑えて、アメリカに奇跡的な勝利をもたらした。更に彼は、美しいキャロルというレーサーの心も得て、両手に花という状況となった。次の冬はオリンピックの年であった。久しぶりにキャロルと再会したデーヴッドだったが、頭の中はオリンピックのことしかなかった。そして、オリンピックがやってきた。しかし、アメリカ・チームは僚友のクリーチが負傷して出場できないことから、故国の期待はデーヴィッド一人に集まった。そしてレースが始まった。行き詰まるレースは、渾身の力を出し切ったデーヴィッドが買って、金メダルを獲得したのだった。

スポ根ものであるが、主人公の努力が余り描かれていないこともあって、楽をして金メダリストになってしまったという印象が残り、あまり良い感じのしないストーリー展開である。

が、ハンディカメラを用いたスキーのダウンヒルのシーンなどは迫力があり、アルプスの雪山の美しい景色と共に、見所はたくさんある。(ストーリーの点では、これと言うところが無い...)そして、言うまでも無く、R・レッドフォード若く、格好良く決めている。(主役を輝かせる作品としては、文句のないストーリー展開と言える。)

ということで、R・レッドフォードを引き立てる作品として見るか、雪山の景色、スキーのダウンヒルを見るか、という作品でした。

 

↓DVD化されていないので、ビデオとLDです。

Downhill Racer [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Paramount
  • メディア: VHS

白銀のレーサー [Laser Disc]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: Laser Disc

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