ケータイ刑事銭形愛18話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の18話「走れ、五代! ~銭形愛誘拐事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目となる今回は、愛ちゃんへの入電で出てきた言葉から、「埠頭」について、「倉庫」について、「ヘロイン」について、「取引」について記します。尚、「倉庫」は「愛・5話[裏ネタ編]PART 7」で、「取引」は「零・13話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/5/17、18、20、21、22付です。
「埠頭」:港湾に於いて、船舶を横付けして乗客の乗降や貨物の荷役を行う場所のことである。港の施設の一つである。日本の港でも、「フェリー埠頭」「コンテナ埠頭」という呼び名で、フェリー乗り場を案内していたりしている所がある。
他の言い方としては「波止場」と言い方がある。また「埠」という漢字が常用漢字ではないことから「ふ頭」という表記も広く行われている。(そういうこともあって、「埠頭」は読むことは出来ても書くことが出来ない漢字の一つとして知られる様になっている。(「阜」は書けても、へんが何だったか?ということでの誤りが多い。)
英語では「Wharf」、ドイツ語では「Kai」、フランス語では「Quai」、イタリア語では「Banchina」、スペイン語では「Muelle」、ポルトガル語では「Cais」、中国語では「碼頭」と言う。
「倉庫」:貨物を貯蔵したり保管するための建造物のこと、またはその施設のことである。「物置」「小屋」「収納庫」「貯蔵所」「納屋」などと言うこともある。古くは「蔵」または「倉」と言う言い方が一般的であって、穀物、商品、家財道具などを保管、貯蔵するための(しっかりした)建物のことを指した。尚、「蔵」は大事な物、貴重品を保管しておく建物のことを指し、主に土蔵のことを指し、「倉」は単に物を収納しておく建物という意味であり、こちらは「物を保管しておく建物」の上位概念を表す総称と言うことにもなる。→表意文字の漢字はこういう使い分けが出来るので、文字にした場合は一目で分かって良いですね。
倉庫業者が事業で使用する倉庫も、当然「倉庫」であるが、この場合は法的に色々と規定されているため、昔ながらの「蔵」のような倉庫とは見た目がかなり違うものもある。(この場合は「建造物」でなくても良いことになっているためである。例えばテント倉庫なども立派な「倉庫」である。※「テント」は建造物とは見なされない。)ちなみに、「トランクルーム」も物を保管する場所であるため、その役割からすれば「倉庫」ということになるが、法的には「倉庫」とは別扱いとなっていて、「倉庫」では無いことになっている。(「トランクルーム」は個人の物を保管するためのものということが法的に「倉庫」と別物とされるところである。)
また、車用の「車庫」(「ガレージ」)や電車の「車庫」、航空機などの「格納庫」、軍隊の「弾薬庫」「武器庫」なども「倉庫」の仲間である。(車庫や格納庫は「貯蔵」ではなくて「保管場所」ということになるので、「倉庫」の仲間である。)また、普通の物品を普通に(常温で)保管する倉庫だけでなく、冷蔵/冷凍食品などを保管する冷蔵/冷凍倉庫や、美術品を保管するために温度と湿度を一定に保った定温/定湿庫なども倉庫の一つであって、特に用途を限定した倉庫ということになる。
物品を収納しておく場所ということでは、家庭にある押入れやクローゼットなども、家屋という建造物の一部であることから、広義では「倉庫」ということになる。(勿論「物置」も倉庫である。)一方、タンスや貴重品や現金を入れる持ち運び可能な「金庫」もしくは設置式の「金庫」は「建造物」とは呼べないため、「倉庫」ということにはならない。(但し、銀行の「貸金庫」は建造物または施設となっていることから「倉庫」と言うことになる。)→あくまでもこれらは言葉上の定義に従っての区分である。
英語では「Warehouse」と言うが、「Storehouse」と言うこともある。更に「Shed」には小屋という形での「倉庫」という意味があり、「Magazine」には弾薬庫/武器庫という形での「倉庫」と言う意味があり、「Store」には貯蔵所という形での「倉庫」という意味がある。(一般的には「Warehouse」という言葉で事足りますけど...)また、ドイツ語では「Lagerhaus」、フランス語では「Entrepôt」、イタリア語では「Negozio all'ingrosso」、スペイン語では「Almacén」、ポルトガル語では「Armazém」、中国語では「倉庫」と言う。
「ヘロイン」:麻薬の一つであって、「ジアセチルモルヒネ」のことである。白色をした粉末結晶てせある。元々は鎮痛剤として開発された薬であって、医学の世界で使用されるようになったが、依存性が高い麻薬作用を引き起こしたことから、世界で厳しい規制されることになり、麻薬に指定されることになり、現在では、製造、所持、仕様のいずれもが禁止されている。
開発されたのは1874年で、ロンドンノセントメアリー病院医学校のアルダー・ライトが調合したものである。(モルヒネから作られる。)その後、1898年にドイツの製薬会社であるバイエル社から鎮咳薬として発売された。
当初はモルヒネよりも依存性が低い薬として、しかもモルヒネよりもかなり強い鎮痛作用のある薬として開発されたが、モルヒネよりも脂溶性が高かったことで脳に取り込まれやすく、そのため強力な麻薬作用を引き起こすことが判明した。更に、習慣性や中毒症状も、モルヒネの習慣性や中毒症状よりも高く激しいことが判明した。(特に中毒患者は狂暴化することが判明している。)そのため、麻薬として指定されると共に、医学の世界でもその使用が禁止された。(鎮痛剤としても使用禁止である。)
英語、ドイツ語では「Heroin」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Héroïne」、イタリア語では「Eroina」、スペイン語、ポルトガル語では「Heroína」、中国語では「海洛因」と言う。
「取引」:商人同士、または商人と顧客の間で行われる商品やサービスなどの売買行為のこと、または営利目的の経済的な行為として、何らかの物のやりとりを行う行為のことを言う。若しくは、相互利益のために、何らかの交換条件によって物事を処理することを言う。
前者(売買行為)では、一般的に金銭と物、またはサービスとの交換が行われるため、一般的な商取引ということになり、後者には司法取引などがあって、売買を行うものではない。(国会で与党と野党が法案成立のために調整することも、「取引があった」と見なされるため、「政治取引」としてこれに含まれる。)
また、近年では物として電子データや電子マネーなどの電子化されたものを扱う取引(「電子商取引」と言う)も行われている。この場合、取引される物は目には見えない形のものと言うことになる。(データの記憶媒体は、あくまでもデータを収容している容器でしかなく、電子データではない。
また、金銭的なものを媒介させずに、直接、物と物を交換する「物々交換」は、形の上では商取引とは言えないが、一応、商品やサービスの売買行為の一つと見なされている。
英語では「Trade」または「Bargain」「Dealings」「Business」などと言い、ドイツ語では「Handel」、フランス語では「Commerce」、イタリア語では「Commercio」、スペイン語では「Comercio」、中国語では「交易」と言う。
横浜港の七不思議―象の鼻・大桟橋・新港埠頭 (有隣新書 (65))
- 作者: 田中 祥夫
- 出版社/メーカー: 有隣堂
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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