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「DRUGSTORE COWBOY」 [映画(洋画)]

表題の作品は1989年のアメリカ映画「ドラッグストア・カウボーイ」である。日本での劇場公開は1990年12月であった。'70年代を舞台に、麻薬に溺れていく若者の青春を描いた作品である。

作品データを記しておくと、時間は100分、原作はジェームズ・フォーグル、監督はガス・ヴァン・サント、脚本はガス・ヴァン・サントとダニエル・ヨストの2人、撮影はロバート・イェーマン、音楽はエリオット・ゴールデンサールである。そして出演は、マット・ディロン、ケリー・リンチ、ジェームズ・レグロス、ジェームズ・レマー、ヘザー・グラハム、ウィリアム・S・バロウズ、ビア・リチャーズ、マックス・パーリック、ジョン・ケリー、グレイス・ザブリスキー、たちである。

1971年、オレゴン州ポートランド。ボブとその妻・ダイアンは、仲間のリックやナディーンたちモニ、ドラッグストアを襲って薬を手に入れて楽しむ日常を過ごしていた。しかし、そんな彼らの日常はいつまでも続かなかった。ある日、警察の手入れが行われる。その時は麻薬は発見されなかったため、ボブたちは逮捕されることはなかったものの、警察から目を付けられたことで、彼らは逃亡生活に入ることになる。そんな彼らは最後の大仕事として病院の襲撃を計画した。が、4人の間に亀裂が入り、グループはバラバラになってしまう。更に、ナディーンが麻薬中毒で死亡してしまう。これらボブはショックを受けて、麻薬と決別するために中毒患者のためのサナトリウムに入ることを決めた。が、そんなボブは、かつての手下であったチンピラのデイヴィッドに刺されてしまう。薄れ行意識の中、彼はダイアンのことを思い浮かべていて、病院に運ばれたが...

麻薬が大きな社会問題になっているアメリカらしい所が出ている作品であって、なるほどと思わせるところが色々とある。が、今一つ、その描写に冴がなく、説教じみた様に描いていて、主人公とその仲間たちの心が今一つ伝わってこないのが残念な所である。

ただ、麻薬を肯定してその宣伝となるような内容にすると、それはまた問題となるだけに、取り上げる題材としては難しいところがあるのも事実である。それだけに、今一つテーマを描き切れていないということで、残念なことになってしまった作品ということになる。M・ディロンはなかなか熱演していただけに、本当に惜しい、という作品である。(そういうところを、若者の青春らしいと言ってしまえばそれまでですが...)

 

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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