EDDIE HARRIS『THE ELECTRIFYING EDDIE HARRIS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1968年に発表されたアルバムである。彼はジャズ畑を歩んだミュージシャンであるが、電気サックスを取り入れて、新たなジャズ・サウンドを生み出したことで知られている。(そして、それがファンキーなサウンドにも繋がっていて、'70's以降のポピュラー音楽シーンにも多大な影響を与えている。)本アルバムは、電気サックスを取り入れたことで、広く支持されたヒット・アルバムであって、彼の代表作の一つでもある。
収録曲は以下の全6曲である。『Theme In Search Of A Movie』『Listen Here』『Judie's Theme』『Sham Time』『Spanish Bull』『I Don't Want No One But You』。
この中からシングル・カットされたのは『Listen Here』であって、BillboardのR&Bチャートで11位を記録し、HOT 100でも最高位45位を記録するヒットになった。また、この曲は後に様々なバージョンが披露されていて、彼の代表曲の一つになっている。
お薦め曲は「全部」と言いたいところであるが、やはり『Listen Here』を外すことは出来ず、彼を語るときに絶対に外せない格上の曲であるため、一応、この曲を一押しと言うことにしておく。
尚、収録曲は6曲であることから時間が短いのでは?と思うかもしれないが、本アルバムの収録曲は、6分台、7分台、8分台の曲が各1曲ずつあり、亜曲は標準的な4分前後ということもあって、トータル時間は39分強ということで、特に不満はない。
本アルバムはジャズのアルバムであることに変わりないのだが、電気サックスを取り入れているという新しさと、'70'sのポピュラー音楽に多大な影響を与えることになったサウンドであるため、ジャズに興味はなくても、R&B、ブラック・ミュージック、ファンクなどのジャンルの音楽がお好きな方であれば、「ジャズ」ということを意識すること無しに受け入れられるサウンドであろう。ということで、チェックしておきましょう。
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