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ケータイ刑事銭形海31話(3rd.5話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形海」の第31話(3rd.5話)「川渕浩探検隊シリーズ! ~海底洞窟の謎を追え!殺人事件」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、この物語の名前が出てきた動物の類から、「シーラカンス」について、「サソリ」について、「蜘蛛」について、「プランクトン」について、「海老」について記します。尚、「シーラカンス」は「・25話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 6」で、「サソリ」は「・10話[裏ネタ編]PART 5」で、「蜘蛛」は「・31話(3rd.5話)[裏ネタ編]」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/11/1付です。

シーラカンス」:硬骨魚綱総鰭類シーラカンス目に属する魚の総称である。約4億年ほど前のデボン紀に出現し、1億年ほど前から減少していき、6500万年前頃の白亜期末に絶滅したと考えられていたが、1938年に南アフリカの南東海域で、シーラカンスの一種であるラチメリア・カルムナエが捕獲されたことから、絶滅せずに生存していたことが分かった。そのため、「生きている化石」と呼ばれることもある。(当然、化石として多数出てきていることから、このように呼ばれるようになった。)

但し、現生している種は2種であって、特に「ラティメリア」が有名である。(ラチメリア・カルムナエとラティメリア・メナドエンシスである。)尚、現生の2種は、共に深海に生息している深海魚である。(が、以前は淡水にも生息していた種があると分かっている。)→湖のことを考えると「幻の深海魚」と言う言葉も間違っていないことになる。

体長は1.5mでになり、大きいものは数mにまで成長する。対鰭は扇形をしているのが特徴となっている。

「シーラカンス」というのは学名であるため、英語をはじめ、アルファベットを用いる言語では共通していて「Coelacanth」といい、中国語では「空棘魚」と言う。

サソリ」:漢字で表記すると「蠍」と記す。クモ綱サソリ目の節足動物の総称である。温帯から熱帯に生息していて、鋏と毒針を有していることで知られる夜行性動物である。体長は小さいものは3cm程度であり、殆どのものは10cm以下という小動物であるが、最大種のダイオウサソリ(「エンペラースコーピオン」ともいうが、これは西アフリカに分布している。)には30cm程度にまで達するものがいる。全世界では約1600種類のサソリがいるとされているが、人間の生死に関わるような強力な毒を持っているのは極一部の種だけであって、20~30種類程度である。(殆どのさそりの毒性は強くない。→だからと言って安全という訳ではなく、毒性は弱くても場合によってはアナフィラキシーショックを起こす場合もあるので、危険であることに変わりはない。)

体の特徴は、先端が鋏形状をした大きな蝕肢と、尾に毒針を持っていることである。毒に関しては、毒性の強い種は主にアフリカやメキシコに生息している種である。(それ以外の地に棲息しているものは毒性は強くはないが、「安全」ということにはならないのは言うまでも無い。)

特に毒性が強いことで知られているサソリは、イエローファットテールスコーピオン、ストライプバークスコーピオン、中東に生息するデスストーカーという種である。特に「デスストーカー」は獰猛であって動きも素早いため、とても危険な種である。(名前の「デス」は当然ながら英語の「Death」であって、それだけ毒性の高い危険なサソリであるという証でもある。)

時々ニュースで耳にするのは、港に於いて、(船便で)輸入された物資に紛れてサソリが現れた、ということがある。その都度パニックになっているが、これは「サソリは猛毒を持っている」という認識が強いためである。しかし、実際には毒性の強いサソリは少なく、無害ではないがパニックになるようなものではない。逆に、パニックに陥ることで慌てた行動をすると、それがサソリを刺激することになって、サソリを攻撃的にしてしまい、暴れさせることになり、より危険となる。よって落ち着いて対処すれば良くことであって、下手に騒ぎ立てるということが被害を大きくしてしまうだけである。尚、サソリに対して素手で対処しようというのは無謀なことであるが、しっかりとした手袋(厚みのあるゴム手袋など)を填め、素肌を出さないようにして、サソリの動きを良く見て対処すればよい。

また、サソリの中には「蛍光現象」が見られる種がいる。これはブラックライトを当てると体が緑色に光という現象である。この現象はサソリの表皮にあるヒアリン層が蛍光を発するとされているが、詳しくはまだ解明されていない。(蛍光現象が見られる種のサソリは、脱皮した後に残る殻も同様に蛍光現象が起こる。)

食性は肉食であって、主に昆虫などを食べるが、時にはトカゲなどのように自分よりも体の大きい動物を襲う場合もある。サソリは狙った獲物に対して毒針を刺して、相手の体内に毒を注入し、その毒によって相手を倒し、餌とする。よって、サソリにすると、一撃で相手の体内に毒を注入することが出来ればよく、獰猛な種は自分の身体よりもはるかに大きな相手に対しても襲ってくる。尚、毒で死んだ獲物は、ハサミを使ってちぎって食することになる。

また、サソリの行動で特徴的なものとして、交尾の際、雌と雄が向かい合って互いの蝕肢をつかみ合い、前後左右に動く「求婚ダンス」と呼ばれるものが知られている。

サソリは毒を持っていることから恐れられている動物であるが、イタチやジャコウネコ科の肉食性哺乳類、鳥、爬虫類は天敵であって、捕食関係にある。(特に子どものサソリ(=成体になっていないさそり)は天敵に食べられてしまうことが多い。)→天敵がいるからこそ、個体数もほぼ一定に保たれているのであって、天敵の存在がなければ世界的にも凄い数になっていることでしょう...

日本にも一部の地域にサソリは棲息しているが、それは沖縄の八重山諸島や小笠原諸島である。八重山諸島に生息する種はヤエヤマサソリであり、これは小形の種である。また、八重山諸島や小笠原諸島の双方に広く生息している種はマダラサソリである。(これらのサソリの毒性は弱く、刺されても死んでしまうような強い毒性ではないが、だからといって「安全」とは言い切れない。)

ところで、一部の種のサソリをペットとして飼育する人がいるが、ペット用となるサソリの毒性は皆無ではない。(弱い毒性がある。)そのため、危険な動物であることに変わりはないので、絶対に逃げ出さないように十二分な管理が必要である。→ベトとして飼育するのは自由であるが、自分を含めて危険があるだけに、こういう動物は飼育するべきではない。

英語では「Scorpion」、ドイツ語では「Skorpione」、フランス語では「Scorpiones」、イタリア語では「Scorpioni」、スペイン語では「Escorpión」、ポルトガル語では「Escorpião」、中国語では「蠍子」と言う。また、日本語の俳句の世界では夏の季語である。

蜘蛛」:クモ綱クモ目の節足動物の総称である。頭胸部に8個の単眼と6対の付属肢を持っていて、歩脚は4対である。腹部にある糸疣(いといぼ)から糸を出すのが特徴である。そして、その糸で網を張り(「蜘蛛の巣」と呼ばれる。)、昆虫を補食して食することで知られている。但し、一部の種の蜘蛛は、蜘蛛の巣を張らない種もいる。世界では約35000種類もの蜘蛛が生息していて、日本だけでも千数百種の蜘蛛が生息している。

蜘蛛は毒を持っているが、その殆どは虫を殺す程度の毒であり、人間には殆ど利かない。(そもそも、人間の皮膚を貫くことが出来る毒牙を有している蜘蛛は殆どない。)基本的に、蜘蛛の巣で捕獲した獲物に対して毒を注入して弱らせ、それに対して口から酵素を出し、口外消化し、胃でそれを吸引して食する。但し、一部には人間を殺すほどの強力な毒を持った種も確かに存在している。

ちなみに、毒グモとして知られているのは、セアカゴケグモ、カバキコマチグモ、タランチュラなどであるが、タランチュラの毒性は意外と強くない。(だからといって危険で花井ということではない。実際、強い毒を持っている場合もありますし...)

しかし、蜘蛛の毒が体内に入った場合、毒性は弱くても、アナフィラキシーショックを起こす場合があるので、注意が必要なのは言うまでもない。また、蜘蛛の糸が目に入った場合、毒性分が関係しているとされている。よって、毒は弱いと言っても安心してはいけない。

尚、蜘蛛は農業害虫の天敵であるので、益虫として田園地帯では役に立つ動物とされている。逆に都市部ではその姿から害虫扱いされている。(都市部でも、ゴキブリ、蝿、蚊などを捕食するので、益虫であるのですが...)

英語では「Spider」、ドイツ語では「Spinne」、フランス語では「Araignée」、イタリア語では「Ragno」、スペイン語では「Ragno」、ポルトガル語では「Aranha」、中国語では「蜘蛛」と言う。

プランクトン」:水中に浮遊して生活する生物の総称である。微小(1mm以下であって、数μmというものもいる。但し、成長すると1m以上に達することのあるエチゼンクラゲの幼生もプランクトンに含まれる。)で原始的な生物が多く、小型の動物、微小な藻類、底生動物の幼生、バクテリアの類など、様々なものがある。

水中にいることから、魚類の餌として重要な生物でもある。しかし、その一方で、大量発生すると赤潮を発生されることにもなる。

英語、ドイツ語では「Plankton」、、フランス語、イタリア語、スペイン語では「Plancton」、ポルトガル語では「Plâncton」、中国語では「浮游生物」と言う。

海老」:漢字では「蝦」と表記することもある。また、カタカナ表記の「エビ」も広く使われている。尚、「えび」と表記すると、「葡萄」のことを指すこともある(「葡萄」は現在では「ぶどう」と読むが、古語ではこれを「えび」と読み、葡萄のことを指していた。)ので、ひらがな表記はあまり使われない。

甲殻網十脚目(エビ目)長尾類に属する動物の総称である。(ヤドカリ下目とカニ下目を属するものは除く。)頭胸部と腹部からなり、キチン質の殻に覆われている。第二触角は長く、胸脚ははさみを形成しているものが多い。また、附属肢は13対という数がある。

淡水に生息するものと、海水に生息するものとがあるが、種類としては海水に生息するものの方が多い。また、海水に生息するものの中には深海に生息している種類もある。(通は、砂場、または岩礁部などに生息している。)尚、分布している範囲が広く、熱帯から寒帯の広い範囲に生息していることもあり、更に比較的簡単に捕獲できることもあるため、世界中で食用として利用されている。(一部の種類は高級食材として利用されている。)

英語では「Shrimp」、ドイツ語では「Garnele」、フランス語では「Crevette」、イタリア語では「Gamberetto」、スペイン語では「Gamba」、ポルトガル語では「Camarão」、中国語では「蝦」と言う。

 

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