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ケータイ刑事銭形愛20話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形愛・裏ネタ編」の増補は第20話の「聴くと必ず死ぬレコード ~呪いの賛美歌殺人事件」に突入です。(以前にPART 5まで記しているので、PART 6からということになります。)で、今回はサブタイトルにある言葉から「聴く」について、「レコード」について、「呪い」について、「賛美歌」について記します。尚、「レコード」は「・2話[裏ネタ編]PART 7」で、「呪い」は「・28話(3rd.2話)[裏ネタ編]PART 9」で、「賛美歌」は「・20話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/5/31、6/1、3、4、6付です。

聴く」:「聞く」という表記もあるが、「聞く」は耳に感じて認めるという意味であり、「聴く」はその内容を理解しようととて積極的に「きく」という意味という細かい違いがある。(左耳から入って右耳から出るというような場合は「聞く」であり、学校の授業・講義や音楽鑑賞、更にはテレビやラジオのニュース、朗読などは「聴く」というのが正しい漢字と言うことになる。一方、騒音の場合は理解することはないので「聞く」と言うことになりますね。)

音(原語、声、音などの空気の振動などを全て含む。)に対して聴覚器官が反応し、それを知覚することをいう。これには、自然と入ってくる場合も含まれることになる。

その他、他人の言葉を受け入れて、その語っている意義を人と期すること、他人から伝え聞くこと、聞き入れること、などという意味がある。
英語では「Listen」、ドイツ語では「Höre Zu」、フランス語では「Écoute」、イタリア語では「Ascolto」、スペイン語では「Escucha」、ポルトガル語では「Escute」、中国語では「聽」と言う。

レコード」:「記録」という意味の「Record」から来ている言葉であり、音楽(音声)を録音してあって、プレーヤーで再生する音盤のことを言う。特に断りがなければ、ビニール系の樹脂をプレスすることで大量生産される音楽を記録したレコード盤(LPレコード、EPレコード、更にそれらが登場する前の主流だったSPレコード)のことを指す。現在では、CDをはじめとするデジタル記録されたものが主流になっていることから、「アナログレコード」と言われるようになっている。(CDも音楽を録音したということでは「レコード」(「デジタル・レコード」)であることから、それと区別するための言い方でもある。)

歴史は古く、原理的なものはフランスのレオン・スコットが1857年に発明した「フォノトグラフ」である。(但し、これは再生装置が無かったため、実用には至っていない。)実用化された物の最初のものは、1877年にエジソンが発明した「フォノグラフ」である。これは錫箔を貼った真鍮の円筒に音を針によって記録するというものである。(後に、紙筒に蝋を塗って作られたことから「蝋管式」と呼ばれるようになる。)後に世界的に普及した円盤式のものは、1887年にエミール・ベルリナーが発明した「グラモフォン」である。音を記録した円盤が、円筒式の筒よりも複製がしやすいこと、収納性が良いことなど、円筒式よりもメリットが多かったことから、円筒式を駆逐することになる。

また、78回転のSPレコード(SPは「Standard Playing」の頭文字である。)が登場すると、これがスタンダードなものとなり、世界中に普及することになる。その後、モノラル(1ch)だったものがステレオ(2ch)になり、回転数が33回転、直径30cmのLPレコード(1948年に登場、LPは「Long Playing」の頭文字である。)と、回転数が45回転で直径17cmのEPレコード(1949年に登場、EPは「Extended Playing」の頭文字である。)が登場することになった。

LPは文字通り、長時間の再生を目指したものであり、SPでは片面の記録時間が5~6分というのが一般的な時間であったのを20~30分程度を目指したものである。一方、EPは主にジュークボックスでの利用を目指したものであって、収録時間としてはSPと大差はない。そのため、時間的な部分での用途を分担することになったため、LPとEPとがレコードの世界では共存することになった。(アルバムとシングルという形で使い分けられた。)

尚、レコード盤の直径は、SPは30cm、LPは30cmと25cm、EPは17cmである。また、アナログ・レコード盤のことを「ディスク」というが、この「ディスク」の綴りは「DISK」である。(最近はほぼ目にしなくなったフロッピーディスクのディスクは「DISK」、CD、DVD、BDなどの光ディスクは「DISC」である。)

それ以外では、記録されたものということから「世界記録」などのように、競技などの成績で最高のものという意味もある。

英語、イタリア語では「Record」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Aufzeichnung」、フランス語では「Dossier」、スペイン語では「Registro」、ポルトガル語では「Registro」、中国語では「唱片」と言う。

呪い」:「詛い」と表記することもある。(「鈍い」も「のろい」と読むが、これは「動作が遅いこと」という意味であって、全く別の意味である。)

相手に対して禍害を及ぼすことを意図して、思念して行われる呪術的な行為のことである。一般的には霊的な手段にすがり、祈祷を行ったり、呪文を唱えることで行われる。そのため、呪術や魔術などに繋がり、邪道とされる宗教(密教)のように発展したものもある。(俗に「黒魔術」と呼ばれるものがこれに該当する。)そういうものの中には神霊を召還して(悪意を持った)願いを祈祷するというものもある。

「呪い」は古くから世界共通で存在するものである。但し、宗教や文化的な違いから、そのスタイルは異なっている。しかし、「恨み」という感情は宗教や文化的なスタイルには関係なく、人間であれば同じように持つ感情であり、そこから生まれた恨みは、何らかの悪意を持って相手が不幸になることを祈祷する、というものは世界で共通している。そして、それが「呪術」というものとして生まれ、西洋ではこれが悪魔崇拝も生まれている。(悪魔崇拝は、悪魔の力にすがり、その強大な力を借りて(悪意に満ちた)思念が成就するように祈祷するものである。)日本でも「呪いの藁人形」や「丑の刻詣り」という形の呪いが生まれている。

尚、神霊が行う似たものとして「祟り」と呼ばれるものがあるが、「祟り」は神霊が人間に対して禍を与えること、またはその災いのことであって、人が祈祷を行ったり、呪文を唱えて行うものではない。(あくまでも、神霊の方から一方的に与えられるものである。)

また、「呪術」は一般的には悪意は関係なく、良いことが起こるように祈祷するもの(例えば「雨乞い」や「おまじない」と呼ばれるものには悪意は全くなく、良いことが起こるように祈るものである。)も含まれるが、「呪い」には「悪意」があることが前提であるため、「呪術」の中でも悪意のあるものに限られる。

ところで、全く意味の違う「呪」という漢字と「祝」と言う漢字には共通点がある。字形を見ると「つくり」が「兄」というのが同じであるが、元々はこの2つの言葉は「人が神前で祈りの言葉を唱えること」という意味である。(「のりとを告げる」という意味である。)(→単語家族とよばれているものであって、「呪」と「祝」は兄弟文字である。)が、「祝」は「幸い」を祈る場合にのみ使われるようになり、「呪」は「不幸」を祈る場合にのみ使われるようになって、全く異なる意味を持つようになった。

神話、童話、物語などの世界にも「呪い」は色々な形で登場している。ギリシャ神話などに登場する異形の怪物は、神の怒りに触れて異形の怪物にさせられた(呪いを掛けられた)というものが多く存在している。また、童話の世界では魔法使いによって姿を変えられたり、眠らされたりするというものが多数ある。(物語の世界では、やはり洋の東西を問わず、多くの例がある。有名なのは「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「白雪姫」などが知られている。)

英語では「Curse」または「Malediction」という言葉で呼ばれる。(「Malediction」には「呪いの呪文」という意味もある。)また、ドイツ語では「Zauberspruch」、フランス語では「Charme」、イタリア語では「Incantesimo」、スペイン語では「Hechizo」、ポルトガル語では「Feitiço」、中国語では「詛咒」と言う。

賛美歌」:「讃美歌」と表記されることもある。(読みは「さんびか」であって、同じである。)

キリスト教に於いて、集会の時や礼拝の時に歌われる歌であり、神を讃える歌のことである。特にプロテスタントを中心とした西方教会で用いられる宗教歌のことを指す。(東方教会(正教会、東方諸教会)の奉神礼に用いられる歌などは「聖歌」と呼ばれるが、ポジション的には同じものである。)

古くは旧約聖書の詩編などもこれに該当するということで、長い歴史があるものである。しかし、宗派によっても賛美歌は異なっている。また、曲名に「聖歌」という言葉が入っているものが多い。(「クリスマス・キャロル」も賛美歌の1つである。)

有名な賛美歌の一例を記しておくと、『アメイジング・グレイス』『神は愛なり』『きよしこの夜』『ダビデの村に』『御使いうたいて』『めさめよわがたま』『わが主のみわざは』等がある。(その他、曲名に「賛美歌」や「聖歌」という文字が入っているものが多数ある。)

英語では「Hymn」「Psalm」「Anthem」「Carol」などの言い方があり、ドイツ語では「Hymne」、フランス語では「Cantique」、イタリア語では「Inno」、スペイン語では「Himno」、ポルトガル語では「Hino」、中国語では「讚美歌」と言う。

 

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